比田勝からR382号を南へ下ります。
韓国展望所はきっと かの国 の観光客でいっぱいだろうと
行かなかった。
その代わり佐須奈にある異国の見える丘展望所へ。
だぁれも居ない。
目をこらしても、望遠鏡でもかの国は見えない。
見えなくてもいいんだけど。
島影の真ん中部分にある建物らしきモノが韓国展望所かな?
このトイレには驚き。
総石造りだぁ。
ここでは1頭だけ飼育されてます。
その福馬君の写真が撮れました。
たくましい顔だなぁ。
福馬君は14歳のオス。
福岡市動物園で生まれ、対馬で育った。
野生ではない。
ちょっと可哀想な気もしたが、一般公開の目的を読み、
捕らえられたネコではないので、これもアリかな。
何よりも実物にお目にかかれたのは嬉しかった。
こちらはジオラマ。
1970年代には対馬全域に推定約300頭生息していたが、
最近では対馬上島で約70~100頭しか生息してない。
家ネコとの大きな違いは、耳の後ろが白い事だそうです。
初代、2代目は感染症に感染してたから
ここで展示用になってしまったんだ。
島内を走っていると、アチコチでヤマネコ注意の看板を見た。
アチコチとは、対馬ヤマネコを見かけた場所や、
実際に事故に遭った場所のようだ。
ヤマネコが活動し始めるのは薄暗くなった夕方。
視界が悪くなるし、特に今頃は子離れの時期。
経験の少ない子猫が被害に遭いやすいらしい。
2019年のカレンダーを買い、施設を後にした。
ここまで案外細い道を延々と走ったような気がする。
近辺にヤマネコが生息しているような所だった。
保護に重点を置いたような展示内容は分かりやすかったし、
何より本物の対馬ヤマネコに会えたのが嬉しかった。
すぐ近くにある棹崎砲台跡へ。
遺構はよく整備されているのか、怖がりの私でも中に入れた。
対馬に何か所あるのか?
砲台跡を見たのはここ1ケ所に終わった。
近辺は棹崎公園として整備されている。
ず~っと南下して木坂にある藻小屋へ。
一面に芝生の広場が広がる。
その先、海に面した所に建物が見えた。
海岸に漂着した藻を乾かして肥料にしたのを保管しておく藻小屋。
現在、藻は肥料として使われる事はなく、対馬西海岸に
多く見られた藻小屋は護岸整理などによりほとんど撤去され、
この地の藻小屋は復元・保存されているものらしい。
柱・梁は木、壁は石で出来ている。
屋根の赤い瓦が印象的。
持ち船の伝馬船が収納できる大きさに造られているとか。
観光客は誰も居ない私達だけ。
これだけ整備されているのに、もったいない話だ。
かの国の人もここまでは来ないのだろう。
壱岐で聞いた話。
「対馬はかの国の人でいっぱいで騒々しい。壱岐へ来てほっとした。」
と、観光客が言ったらしい。
果たしてそうだろうか?
それを言った人は対馬のどこを見たんだろう?
異国が見える丘展望所も私達だけ、野生生物センターも数組。
広い藻小屋のある公園も私達だけ。
ツアーで来て、通りいっぺんの観光地を回るから
かの国のツアー客と遭遇するんじゃない?
「対馬はかの国の人でいっぱい」私もそう思ってやって
来たが、決してそうではない。
逆に日本人ももっと対馬へ行くべきだと思う。
常に国防の最前線にあった島、今もその役割を果たしていると思うが、
かの国の資本が入り、土地を買い占め、有事に障害が起きるような状態
になっていると、テレビで放映していた。
日本人ならもっと対馬へ行き、対馬を盛り上げましょう。
歴史遺産・自然・・・見どころいっぱいですよ~。
日の丸がはためく様をかの国の人達はどう見るんだろう?
わざとらしい・・・とでも思うかな?
ここは有名スポット和多都美神社。
海に面して建つ鳥居は5基。
そのうち2基は海中に建ち、大潮の満潮時には2mも
海中に沈むらしいが訪れた時は干潮。
先端の1基だけが海中にあった。
ここから近い烏帽子岳展望所へ行き浅茅湾を眺めてみたかったが、
烏帽子岳への道は災害の為通行止めだった。
そして今宵の宿 宿坊西山寺。
凄い急な坂を上がった所にあったが、対馬市役所の
前の道を来れば、楽に来れたのに・・・。