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串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

山中温泉にて

2022年04月03日 | 宿-北陸

この宿ときわ館は、すでに廃業され、建物自体も解体され更地になってます。

ここに掲載して何の意味があるか?

メモリアルでしかないですが、元来自分の備忘録のようなブログ。

古い写真を引っ張り出し、掲載し直す事にしました。

以下、文章は当時(2008年)のままで、写真は大きいものに張り替え。


山中温泉は、大阪から3時間半ほどで行ける温泉地。

近辺には、他に山代温泉、片山津、粟津と多くの温泉地があるが、雪が見たい、
雪を見るなら山中温泉がいいのではないか、と・・・。

山中温泉で今も源泉掛け流しの宿は3軒。

その1軒源泉そのまま やましたやに泊まろうと電話してみたら、あいにく廃業したとの事。

残る2軒のうち、源泉そのまま やましたやで教えてもらったときわ館に泊まる事になった。

総湯の近くに建っていたときわ館、今は更地に。

この写真は、泊まった部屋の入り口部分で、横に円形の銅で出来たものがあった。

腰壁の彫り物、今じゃこんな手がかかる造作はしないだろう。

よく見ると、中で何かを燃やしたような感じがする。

建物は古いが、古いがゆえの良さを随所に残し、へぇ~っと驚いてしまった。

食事用に使った隣の部屋にもあった。

ごとくが置かれているので、こちらの方が分かりやすい。

今まで古い宿に泊まった事は何度かあるが、こういうのを見たのは、初めてだった。

魔法瓶のない時代、ここで炭を燃やし、この上にはやかんがかけられていたのだろう。

はぁ、珍しいものを見せていただきました。

 

 

 

床の間も意匠を凝らしたものだった。

 



部屋にかけられていた掛け軸の絵が可愛い。

掛け軸の絵にしては、めずらしいと思ったのだが・・・。

 

 

 

枝豆のさやも、枝付の部分はこう切るのです。

天婦羅も上手に揚がってました。


朝食にはイカ刺も。


ときわ館は、総湯菊の湯と同じ源泉を引いていた。

換気が良くなく、湯気もうもうで写真が撮れなかった。

小さい内湯だったが、湯舟からはおしみなく湯があふれていた。

ここは、料理の味も私の好みにぴったりで施設は二の次、純粋に湯を楽しみたいなら是非、お勧めしたい。


お勧めしたいが、今はもうない。

床の間などの造りも立派だった。

山中温泉には、もうこんな小じんまりした、源泉掛け流しの宿はないとの事。

残念ですね。


ゆずの宿

2022年04月03日 | 宿-中国・四国

奈半利町から国道493号を走り、北川村へ。

国道493号、北川奈半利道路という高速道路が少しの区間開通していて、
そこは快適に走ったが、高速を下りると、離合困難な細い道を奈半利川沿いに進む。

400番台の国道は酷道という定説を裏切らない国道493号線。

東側の東洋町からは、アップダウンも加わり、さらに走りにくい道のようです。

民家が数軒ある開けた土地に建つ北川村温泉 ゆずの宿

ネット上でも評判が良く、特に部屋に風呂が付いた和洋室は人気が高く、満室の日が続く。

今回、キャンセルを拾うような形で、うまくその和洋室が予約出来た。

部屋は全て2階にあります。

1階の左下に貸し切り風呂。

50分¥2000で、内湯と露天風呂付。

左手、玄関を入り正面にフロント。

 

ロビーの奥右手に男性用の風呂。

その向かいに貸し切り風呂。

ロビーから2階は吹き抜け。

この階段で客室のある2階へ。

でも、私たちはエレベーター使用。

 

女性用の大浴場。

成分総計3600mg/Kgほどあるナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

PH=8.1、HCO3=1200  のせいか、循環のせいか、浴感はつるつる、ぬるぬる。

成分総計の数字ほどには主張してない湯だと感じた。

床もヌルヌルで気を付けて歩かなければいけない。

内湯の一画に冷泉の浴槽。

湯温は20度程で、おそらくこれが源泉でしょう。

サウナはなかったような・・・。

どうせなら、温冷交互入浴が出来るよう、大きい浴槽の横に設けて欲しかった。

洗い場の水勾配も良くない。

浴室の床材も滑りやすい。

残念ながら素人にも分かる、設計のまずさ。

生意気やね。

扇状の露天風呂。

 

シャンプー類はゆずの製品。

使用感・・・?

部屋の風呂でシャンプーしたので、このゆず製品は分からない。

館内に3ケ所程、立派な欄間の彫り物がかかっていた。

残しておきたいモノだが、どこにどのように展示するか難しいと思う。