思案橋という小さな橋がかかる先一帯は「出村町並み」。
かつては日本海側有数の遊興街として賑わったというが、今は時折車が通るだけの静かで寂しい町並み。
「かぐら建て」の住宅。
九頭竜川の河口に位置する三国湊は、江戸時代、北前船の寄港地として多いに賑わったという。
そびえる蔵にも、九頭竜川を下って来た物資が集められたのだろうか。
古めかしい看板とイカリのようなものが展示されている。
北前船のイカリとか。
錆びた地に白い貝殻がびっしり張り付いていた。
前回、見逃していた龍翔館へ向かうが、凄い坂道が続き自転車を降りて歩く。
昭和56年開館の博物館で、三国の事なら何でも分かるらしいが、今日は時間がないので、外観のみ見学。
明治12年に建てられた5層八角の小学校の外観を模して造られた。
自転車を返し、待ち合わせの「あわら湯のまち」駅へ。
電車は1時間に2本。
駅に切符の自動販売機はなく、改札口で切符を買う。
乗客の年齢層をつかむためらしい。
電車によっては、若い女性がアテンダントとして乗車し、車内で切符を売ったり、お年よりの乗降に手を貸している。
乗車時間7分程、3つ目の駅まで260円はちょっと高いが、廃止されるところを第三セクター経営に変わって存続されて
いるのだから仕方ないでしょう。