トランプ大統領の誕生(2)―評価が分かれる就任演説―
トランプ大統領の就任演説に対する評価は、立場によって大きく異なります。
まず、メディアの反応をみると、選挙中、一貫してトランプ氏を支持してきた保守系新聞「ワシントン・エグザミナー」
(電子版)は、トランプ氏の演説を次のように絶賛しています。
トランプ大統領はワシントン(既得権を持つ支配勢力)よりも平均的米市民の利益を優先して考える
という公約を就任に際しても堅持した。(海外に流れた)仕事を取り戻し、『米国第一主義』を掲げ、
『米国を再び偉大にする』という初心を引っ提げてホワイトハウス入りした。
一方、リベラル系メディアの雄、『ニューヨーク・タイムズ』は演説直後、トランプ新大統領に対し、就任演説の以下の
下りを引用しつつ「ご自身の演説の中で何が最も注目に値する箇所か、お教え願いたい」とした質問状を電子版に載せま
した。その引用とは、
米国のこの修羅場*(carnage)は今ここで終わらせねばならない。今直ぐにだ。我々は一緒に米国を
再び強くする、再び豊かにする、再び誇りを持てるようにする、再び安全な国家にする。そうだ、我々
は手を携えて米国を再び偉大にするのだ。
*引用元の『日経ビジネス ONLINE』は carnage を「修羅場」と訳していますが、本来「虐殺」
というどぎつい意味で、就任演説のような場では通常使わない言葉です。トランプ氏が言いたかったの
は、工場の閉鎖、失業、貧困、麻薬などを指すものと思われる。
と言う個所です。『ニューヨークタイムズ』は、トランプ氏がこの部分で、何を最も訴えたいのか分からない、と言ってい
るのです。(注1)つまり、あれこれ並べているが、トランプ氏が何を最も言いたいのか分からないと、露骨には書いてい
ませんが、間接的に批判しています。
アメリカの『ABCテレビ』は、トランプ氏の人物像と個性を強調しています。
トランプ大統領のメッセージはほかのどの国の指導者も伝えないようなものだった。国が衰退している、
犯罪と薬物によって腐敗している、などと訴えることで、自分自身を国民のために戦う存在に高めよう
とした。
続いて、トランプ大統領は歴代のアメリカ大統領を非難したうえで、
「権限を首都ワシントンから国民に返す」というトランプ新大統領の主張は挑発的で、与党・共和党が
トランプ新大統領に忠誠を示せるか、今後、試されることになる
という見方を示しています。
一方、有力紙の『ワシントン・ポスト』は、
トランプ大統領は、傷ついた国家が大胆かつ、早急な対処を必要としているという率直で力強い演説で
職務を始めた。自分の政権が過去の政権とは全く異なるものになることをはっきりとさせた。
政治経験も、軍での経験もない最初の大統領として、トランプ大統領は「個性の強さと、率直で野蛮な
言葉によって国を統治することを示した」としたうえで、就任演説で「大殺りく」や「荒廃」といった
言葉を用いてアメリカが語られた前例はない
と、既存の政治に挑戦する姿勢を主張する演説だったと伝えています。
ここまでは、トランプ氏の演説に、どちらかと言えば、中立ないしは好意的な評価を下してい
ますが、他方で、具体的な方法について語らなかったことに不満をも表明しています。
トランプ大統領は、共和党にも議会にも言及せず、約束した大改革を成し遂げるため
の手段にも全く触れなかった。ただ、自分自身の力で、国を回復させると改めて誓っ
ただけだった。(注2)
それでは、一般のアメリカ市民はどのように反応したでしょうか?
アメリカ現代政治研究所の高濱氏は、演説の直後にトランプ支持派と反トランプ派の市民2人ずつに電話でイン
タビューしています(注3)。
トランプ支持派の一人、テキサス州在住の白人の主婦(53歳)は、
トランプ大統領は、予備選段階から言ってきたことをそのまま貫き通しました。私た
ちのように、黒人大統領から8年にわたって忘れ去られていた白人のホンネをはっきり
と言ってくれました。
トランプ大統領は、米企業が低賃金を求めて外国に逃げていった結果、職を失った白人
労働者のことを考えてくれる初めての大統領だと信じています。演説を聞いて確信が持
てました。
今、何が私の身の回りに起こっているか、ですって。私の住んでいる田舎町にまで、肌
の浅黒い見知らぬ外国人がどんどん入ってきて、治安が悪くなっているんですよ。トラ
ンプさんはこんな状況から私たちをきっと救い出してくれると信じています。
もう一人はテネシー州に住む、白人の零細企業従業員(62)です。
新大統領は、反エスタブリッシュメント(既得権層・支配勢力)、反エリート(主流メ
ディアや言論界)、反ワシントン(連邦政府官僚、共和党保守本流や民主党)、外国を
敵に回して戦うぞ、という意気込みを熱っぽく話してくれた。胸がスーとしたよ。オバ
マが大統領だった閉塞の8年間からやっと解放されたって感じだね。
最初は俺たちみたいな、小さくて貧しく、力のない白人たちだけにしか支持されなかっ
たトランプが、『トランプ主義』の旗を高々と掲げてワシントンに凱旋するなんて、信
じられないよ。演説はまさに俺の思っていることを100%代弁してくれていた。嬉しいね。
ここに引用した二人は決して、極端なトランプ支持者ではありません。むしろ、ごく平均的なトランプ礼賛の声です。
一方、民主党の大統領候補としてバーニー・サンダース氏を支持した、IT関連企業で働く35歳のエンジニア(国際政
治学修士号も取得している)は、正反対な意見を語ります。
こんなお粗末な大統領就任演説を聞いたのは初めてだ。内容は中学校の生徒会長に選ばれ
た生徒の挨拶と同じレベルだ。
分かりやすいと言えば分かりやすいが、予備選や大統領選の時の自分の支持者だけに話し
ているわけじゃないはず。演説の中に出てくる表現はどこかで聞いたようなパクリばかり。
例えば、『Make America Great Again』という表現はロナルド・レーガン(第40代大統
領)が最初に使ったのをパクっただけだし、『America First』は第二次大戦への参戦に反
対した若者たちが言い出した言葉。
一人で鉛筆舐め舐め書いたと側近は言っているが、言っている内容は大統領上級顧問にな
った右翼反動のスティーブ・バノン(保守系メディア「ブライトバート・ニュース」の元
会長)がサイトで論じていたことのコピーだ。
彼は、トランプ大統領の演説に、彼自身のオリジナリティはなく、他人の、特に極右のバノン氏の言葉や文章をコピー
しただけだ、というのです。
もう一人、ボストンに住む政治学専門の大学教授(59)のコメントは、さらに手厳しい。
改めて、われわれ米国民はひどい人間に核のボタンを押す権限を与えてしまったもんだと思う。
米国がこれまで営々と培ってきた世界のリーダーの地位から降りる兆候をこの演説ははっきり
と示した。中国とロシアはあざ笑い、世界の同盟国は頭を抱えているはずだ。
どこの国のリーダーも自国民の利益を最優先に考えている。しかしそれが通らないのが国際政治
であり、外交
であり、通商だ。そんなことも分からぬ男が大統領になっちゃうこと自体、米国は今異常だよ」
以上、賛同派と批判派の4人のコメントは、まさに現代アメリカという国家の分裂状態をはっきり示しています。
就任式の前日、権威ある超党派の世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが、米国がいま置かれた状況について米国
民に尋ねました。その結果、回答者のなんと86%が「米国が政治的にこれほど分裂したことはない」と答えています。
バラク・オバマ第44代大統領が08年に就任した時に「分裂状態にある」と答えた人は46%でしたから、アメリカ国民
全体が、国家の分裂を感じていることを示しています。
すでに、部分的には書いておきましたが、最後に、演説に対する私自身のコメントを書いておきます。
率直に言えば、これが超大国の大統領の就任演説なのか、という大きな失望感と危機感を感じました。
失望感とは、トランプ氏が、人権、民主主義、自由、多様性など、歴代の大統領が言及してきたアメリカの建国の理念
や理想に全く触れず、現在の暗い、否定的な面を執拗に語り、人々に恐怖心を植え付けたことです。
理念なき政治は、露骨な権力の行使と経済的な富への執着しかないのです。
次に、危機感ですが、彼は現在、職を失っている白人、失うかも知れない白人、職は得ているけれども収入は十分では
ない、と不満を持っている白人の中・下階層だけに向けた発言をしています。しかも、その矛先を有色人種やマイノリ
ティに向けさせています。
ところが、それでは彼らの満足が行くような具体的な方策があるかと言えば、保護貿易を徹底して、アメリカ人(実態
は白人)の雇用を守る、ことくらいしか言っていません。
しかし、どう考えても、アメリカは保護貿易を排し、自由な国際経済から最も利益を得てきた国であり、それが再び保
護貿易に閉じこもっても、中・下白人階層が豊かになるとは考えられません。
その理由については、別の機会に詳しく書こうと思いますが、いずれにしても、現在のような分裂を抱えたうえで、し
かも、彼を最も評価している中・下白人の生活が向上した買った場合、アメリカ国内だけでなく世界は非常に大きな混
乱の渦に巻き込まれるでしょう。
次回は、就任演説を離れて、トランプ新大統領の問題について考えてみたいと思います。
(注1) 『日経ビジネス ONLINE』 2017年1月23日。http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/261004/012100036/?i_cid=nbpnbo_tp
(注2)『NHK NEWS WEB』1月21日 12時27分 トランプ新大統領の就任演説 米メディアの反応は
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170121/k10010847881000.html
(注3)『日経ビジネス』ONLINE(2017年1月23日)http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/261004/012100036/
大木昌のTwitter https://twitter.com/oki50093319
トランプ大統領の就任演説に対する評価は、立場によって大きく異なります。
まず、メディアの反応をみると、選挙中、一貫してトランプ氏を支持してきた保守系新聞「ワシントン・エグザミナー」
(電子版)は、トランプ氏の演説を次のように絶賛しています。
トランプ大統領はワシントン(既得権を持つ支配勢力)よりも平均的米市民の利益を優先して考える
という公約を就任に際しても堅持した。(海外に流れた)仕事を取り戻し、『米国第一主義』を掲げ、
『米国を再び偉大にする』という初心を引っ提げてホワイトハウス入りした。
一方、リベラル系メディアの雄、『ニューヨーク・タイムズ』は演説直後、トランプ新大統領に対し、就任演説の以下の
下りを引用しつつ「ご自身の演説の中で何が最も注目に値する箇所か、お教え願いたい」とした質問状を電子版に載せま
した。その引用とは、
米国のこの修羅場*(carnage)は今ここで終わらせねばならない。今直ぐにだ。我々は一緒に米国を
再び強くする、再び豊かにする、再び誇りを持てるようにする、再び安全な国家にする。そうだ、我々
は手を携えて米国を再び偉大にするのだ。
*引用元の『日経ビジネス ONLINE』は carnage を「修羅場」と訳していますが、本来「虐殺」
というどぎつい意味で、就任演説のような場では通常使わない言葉です。トランプ氏が言いたかったの
は、工場の閉鎖、失業、貧困、麻薬などを指すものと思われる。
と言う個所です。『ニューヨークタイムズ』は、トランプ氏がこの部分で、何を最も訴えたいのか分からない、と言ってい
るのです。(注1)つまり、あれこれ並べているが、トランプ氏が何を最も言いたいのか分からないと、露骨には書いてい
ませんが、間接的に批判しています。
アメリカの『ABCテレビ』は、トランプ氏の人物像と個性を強調しています。
トランプ大統領のメッセージはほかのどの国の指導者も伝えないようなものだった。国が衰退している、
犯罪と薬物によって腐敗している、などと訴えることで、自分自身を国民のために戦う存在に高めよう
とした。
続いて、トランプ大統領は歴代のアメリカ大統領を非難したうえで、
「権限を首都ワシントンから国民に返す」というトランプ新大統領の主張は挑発的で、与党・共和党が
トランプ新大統領に忠誠を示せるか、今後、試されることになる
という見方を示しています。
一方、有力紙の『ワシントン・ポスト』は、
トランプ大統領は、傷ついた国家が大胆かつ、早急な対処を必要としているという率直で力強い演説で
職務を始めた。自分の政権が過去の政権とは全く異なるものになることをはっきりとさせた。
政治経験も、軍での経験もない最初の大統領として、トランプ大統領は「個性の強さと、率直で野蛮な
言葉によって国を統治することを示した」としたうえで、就任演説で「大殺りく」や「荒廃」といった
言葉を用いてアメリカが語られた前例はない
と、既存の政治に挑戦する姿勢を主張する演説だったと伝えています。
ここまでは、トランプ氏の演説に、どちらかと言えば、中立ないしは好意的な評価を下してい
ますが、他方で、具体的な方法について語らなかったことに不満をも表明しています。
トランプ大統領は、共和党にも議会にも言及せず、約束した大改革を成し遂げるため
の手段にも全く触れなかった。ただ、自分自身の力で、国を回復させると改めて誓っ
ただけだった。(注2)
それでは、一般のアメリカ市民はどのように反応したでしょうか?
アメリカ現代政治研究所の高濱氏は、演説の直後にトランプ支持派と反トランプ派の市民2人ずつに電話でイン
タビューしています(注3)。
トランプ支持派の一人、テキサス州在住の白人の主婦(53歳)は、
トランプ大統領は、予備選段階から言ってきたことをそのまま貫き通しました。私た
ちのように、黒人大統領から8年にわたって忘れ去られていた白人のホンネをはっきり
と言ってくれました。
トランプ大統領は、米企業が低賃金を求めて外国に逃げていった結果、職を失った白人
労働者のことを考えてくれる初めての大統領だと信じています。演説を聞いて確信が持
てました。
今、何が私の身の回りに起こっているか、ですって。私の住んでいる田舎町にまで、肌
の浅黒い見知らぬ外国人がどんどん入ってきて、治安が悪くなっているんですよ。トラ
ンプさんはこんな状況から私たちをきっと救い出してくれると信じています。
もう一人はテネシー州に住む、白人の零細企業従業員(62)です。
新大統領は、反エスタブリッシュメント(既得権層・支配勢力)、反エリート(主流メ
ディアや言論界)、反ワシントン(連邦政府官僚、共和党保守本流や民主党)、外国を
敵に回して戦うぞ、という意気込みを熱っぽく話してくれた。胸がスーとしたよ。オバ
マが大統領だった閉塞の8年間からやっと解放されたって感じだね。
最初は俺たちみたいな、小さくて貧しく、力のない白人たちだけにしか支持されなかっ
たトランプが、『トランプ主義』の旗を高々と掲げてワシントンに凱旋するなんて、信
じられないよ。演説はまさに俺の思っていることを100%代弁してくれていた。嬉しいね。
ここに引用した二人は決して、極端なトランプ支持者ではありません。むしろ、ごく平均的なトランプ礼賛の声です。
一方、民主党の大統領候補としてバーニー・サンダース氏を支持した、IT関連企業で働く35歳のエンジニア(国際政
治学修士号も取得している)は、正反対な意見を語ります。
こんなお粗末な大統領就任演説を聞いたのは初めてだ。内容は中学校の生徒会長に選ばれ
た生徒の挨拶と同じレベルだ。
分かりやすいと言えば分かりやすいが、予備選や大統領選の時の自分の支持者だけに話し
ているわけじゃないはず。演説の中に出てくる表現はどこかで聞いたようなパクリばかり。
例えば、『Make America Great Again』という表現はロナルド・レーガン(第40代大統
領)が最初に使ったのをパクっただけだし、『America First』は第二次大戦への参戦に反
対した若者たちが言い出した言葉。
一人で鉛筆舐め舐め書いたと側近は言っているが、言っている内容は大統領上級顧問にな
った右翼反動のスティーブ・バノン(保守系メディア「ブライトバート・ニュース」の元
会長)がサイトで論じていたことのコピーだ。
彼は、トランプ大統領の演説に、彼自身のオリジナリティはなく、他人の、特に極右のバノン氏の言葉や文章をコピー
しただけだ、というのです。
もう一人、ボストンに住む政治学専門の大学教授(59)のコメントは、さらに手厳しい。
改めて、われわれ米国民はひどい人間に核のボタンを押す権限を与えてしまったもんだと思う。
米国がこれまで営々と培ってきた世界のリーダーの地位から降りる兆候をこの演説ははっきり
と示した。中国とロシアはあざ笑い、世界の同盟国は頭を抱えているはずだ。
どこの国のリーダーも自国民の利益を最優先に考えている。しかしそれが通らないのが国際政治
であり、外交
であり、通商だ。そんなことも分からぬ男が大統領になっちゃうこと自体、米国は今異常だよ」
以上、賛同派と批判派の4人のコメントは、まさに現代アメリカという国家の分裂状態をはっきり示しています。
就任式の前日、権威ある超党派の世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが、米国がいま置かれた状況について米国
民に尋ねました。その結果、回答者のなんと86%が「米国が政治的にこれほど分裂したことはない」と答えています。
バラク・オバマ第44代大統領が08年に就任した時に「分裂状態にある」と答えた人は46%でしたから、アメリカ国民
全体が、国家の分裂を感じていることを示しています。
すでに、部分的には書いておきましたが、最後に、演説に対する私自身のコメントを書いておきます。
率直に言えば、これが超大国の大統領の就任演説なのか、という大きな失望感と危機感を感じました。
失望感とは、トランプ氏が、人権、民主主義、自由、多様性など、歴代の大統領が言及してきたアメリカの建国の理念
や理想に全く触れず、現在の暗い、否定的な面を執拗に語り、人々に恐怖心を植え付けたことです。
理念なき政治は、露骨な権力の行使と経済的な富への執着しかないのです。
次に、危機感ですが、彼は現在、職を失っている白人、失うかも知れない白人、職は得ているけれども収入は十分では
ない、と不満を持っている白人の中・下階層だけに向けた発言をしています。しかも、その矛先を有色人種やマイノリ
ティに向けさせています。
ところが、それでは彼らの満足が行くような具体的な方策があるかと言えば、保護貿易を徹底して、アメリカ人(実態
は白人)の雇用を守る、ことくらいしか言っていません。
しかし、どう考えても、アメリカは保護貿易を排し、自由な国際経済から最も利益を得てきた国であり、それが再び保
護貿易に閉じこもっても、中・下白人階層が豊かになるとは考えられません。
その理由については、別の機会に詳しく書こうと思いますが、いずれにしても、現在のような分裂を抱えたうえで、し
かも、彼を最も評価している中・下白人の生活が向上した買った場合、アメリカ国内だけでなく世界は非常に大きな混
乱の渦に巻き込まれるでしょう。
次回は、就任演説を離れて、トランプ新大統領の問題について考えてみたいと思います。
(注1) 『日経ビジネス ONLINE』 2017年1月23日。http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/261004/012100036/?i_cid=nbpnbo_tp
(注2)『NHK NEWS WEB』1月21日 12時27分 トランプ新大統領の就任演説 米メディアの反応は
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170121/k10010847881000.html
(注3)『日経ビジネス』ONLINE(2017年1月23日)http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/261004/012100036/
大木昌のTwitter https://twitter.com/oki50093319