文脈全体で真相に迫る(1)―日大アメフット危険タックル事件の場合―
5月6日に開催された日大アメリカンフットボール(以下「アメフット」と略す)と関西学院大学(以下「関学」と略す)
アメフット部との定期戦において、日大アメフット部の宮川泰介選手が関学クオーターバックに反則タックルを行い、その
ためタックルされた選手は全治3週間のケガを負いました。ただし、幸い神経の損傷はなく日常生活には支障ないようです。
(ちなみに今月27日の試合には出場しています)
この問題は今や日大全体、あるいはスポーツをめぐる社会問題となっています。
ちなみに、体と体が激しくぶつかり合うコンタクト・スポーツ(サッカー、ラグビー、アメフット、アイスホッケー)など
では、ケガはそれほど珍しくありません。
高校時代にサッカーをしていた私の知人によれば、そのチームでは“削る”という表現があり、これは意図的に相手の選手
の足にラフ・プレーでケガをさせて、その試合を続けられなくすることだそうです。
あるアメフット関係者は、アメフットのようなスポーツでは2~3週間のケガというのは、それほど深刻というわけではな
いが、今回の反則タックルで2~3週間のケガで済んだというのは幸運かもしれない、と語っています。
というのも、今回のタックルでは、頸椎や脊椎が骨折したり、その中の神経の束が損傷を受ければ、重度の麻痺や、最悪の
場合、死ぬ危険性さえあったからです。
関学のクオーターバック(QB)がパスを投げ終えてから2秒後に後ろからタックルされたのですが、元プロの川口正史氏
は、2秒後というのは選手にとっては15~20秒、人によっては1分くらいに感じる、それくらい無防備になるそうです。
この状態でタックルを受けるというのは、「皆さんが町のなかで景色を見ている時に体重100キロくらいの男が全速力で
突っ込んでくるようなものです」(『東京新聞』2018年5月18日)。
映像でみると、後ろからタックルされた選手は頭と背中がのけぞりながら倒れてゆきました。この映像を見た時、よく重大な
損傷にならずに済んだと思いました。
この件のあらましやその後の展開については、メディアが毎日報道しているので、ここではそれらを繰り返えさず、今回の問
題の何が真相で、どのようにそこに迫るのか、という方法に焦点を絞りたいと思います。
その方法を一言で言えば、文脈全体から問題をとらえる、ということになります。具体的に見てゆきましょう。
もっとも、この問題に関する限り、敢て「文脈全体」と強調しなくても、事の顛末ははっきりしていますが・・・。
まず、今回の反則タックルを生んだ、最も重要な文脈は、昨年、27年ぶりに「甲子園ボウル」で関学に勝って優勝したこと、
その偉業をこれかも続けてゆくために、どんな手段を使ってでも関学に勝たなければ、という監督・コーチ陣の強い思いです。
この文脈の中で現在、争点となっているのは、宮川選手が反則タックルをするよう、コーチなり監督が指示したかどうか、と
いう点です。
今月22日に宮川選手は記者会見で井上奨コーチから、「相手のクオーターバック(QB)を一プレー目でつぶせば(試合に)
出してやると(監督から)言われた」と告げられたこと、ここで宮川選手は「つぶせ」という指示を「ケガをさせろ」という意
味でとらえた、と説明しています。この意味で、反則タックルは「実質的に」井上コーチと内田正人監督(当時)の指示であっ
た、と宮川選手は言っているのです。
これに対して15日に日大側から関学大に提出した回答では、指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが
問題の本質、と書かれ、その後の発言でもこの見解を続けています。
言い換えると日大側は、厳しく当たれという指示を、宮川選手が勝手に「ケガをさせろ」と解釈してしまったことが本質だ、と
主張しているのです。
また23日の記者会見で内田前監督は、QBをつぶせというのは自分の指示ではない、と語り、また井上コーチは、相手のQB
をつぶせという指示はしたが、「ケガをさせることを目的とした指示ではなかった」と答えています。
確かに、宮川選手も井上コーチも内田(前)監督も「ケガをさせろ」という直接的な言葉による指示はない、と言っています。
次回に検討する政治の世界でもよく起こることですが、「言った」、「言わない」という水掛け論のように聞こえます。
しかし私は、「ケガをさせろ」という言葉があったか否かが決定的な問題ではなく、文脈全体から判断して「指示はあった」と
考えます。
宮川選手はなぜ危険を承知で反則タックルをしなければならなかったか、という問題こそが問題の本質です。
まず、宮川選手は、「たとえ監督やコーチに指示されたとしても、私自身が『やらない』という判断ができずに、指示に従って
反則行為をしてしまったことが原因である」と、自分の罪を正直に認めています。
その上での証言は、非常に具体的で、矛盾がなく、筋がとおっていて、信ぴょう性があります。
宮川選手には、もう失うものはない、とのスタンスがはっきりしており、本当のこと言っているとの印象を持ちましたが、コー
チと監督には職責や地位という「失うもの」「守りたいもの」があるため、記者会見での答えも矛盾やあいまいさがあり、言う
ことが多少変わってきました。
次に、6日の試合に至るまでの状況を、時系列を追ってもう少し具体的にみてみましょう。
今年度の試合は4月22日と29日の2回行われ、両方ともスターティング・メンバーで出場していた。つまり、彼の実力はコ
ーチ・監督とも認めていたのです。
ところが、5月3日の実践形式の練習で、プレーが悪かった(やる気が足りない。闘志が足りない)として練習を外された。
5月4日、宮川選手は6月に中国で行われるアメフット大学選手権大会の日本代表に選抜されていたが、練習前に監督から「日
本代表に行っちゃだめだよ」と言われた(ただし、その理由は説明なし)宮川選手は「分かりました」と答えた。
この日の実践練習は、コーチに確認したところ「宮川は出さない」と言われ外された。
5月5日。この日も実践練習から外された。練習後井上コーチから「監督に、おまえをどうしたら試合に出せるか聞いたら、相
手のQBを一プレー目でつぶせば出してやる」と言われた。『QBをつぶしにゆくんで僕を使ってください』と監督に言いに行
け」と言われた。
さらに「相手のQBがケガをして秋の試合に出られなかったこっちの得だろう」「これは本当にやらなくてはいけないぞ」とコ
ーチから念を押された。
5月6日(本件当日)。宮川選手は、ここでやらなければ後がないと思いつつ試合会場に向かった。しかし試合のメンバー表に
自分の名前はなかった。
監督に「相手のQBをつぶしに行くんで使ってください」と伝えたところ、監督からは「やらなきゃ意味はないよ」と言われた。
井上コーチには「リード(本来のポジションでのプレ-)をしないでQBに突っ込みますよ」と確認すると、「思い切っていって
こい」と言われた。
では、試合当日に「なぜ危険を承知で反則タックルをしなければならなかったか」という、問題を考えてみましょう。
すでに多くの論者が指摘しているように、宮川選手は、問題が起こる試合の数日前から実践形式の練習から外され、日本代表も辞
退を言われ、6日の試合にも出してもらえない状況にありました。
唯一、彼に残されたチャンスは、1プレー目で相手QBを潰すこと、しかも相手をつぶすくらいの強い気持ちでやってこいと言う
意味ではなく、本当にやらなくてはいけないのだと追いつめられて悩んだ、と心情を語っています。
このように思わざるを得ないほど、宮川選手は強いプレッシャーを受けていたことがわかります。
試合の当日監督とコーチは、「ケガをさせろ」という指示に限りなく近い言葉を発しています。たとえば試合直後に関東がインタ
ビューに答えて、「あれぐらいやらなければ関学みたいなチームには勝てない。宮川もこれから良くなるだろう」と言っています。
以上を総合的に考えると、コーチと監督は「ケガをさせろ」「得になる」とは言ってない、と答えていますが、それらの言葉が実
際に発せられたか否かよりも、文脈全体からみて、やはり「指示はあった」ということが「真相」(現段階では「事実」とは言い
切れない)に近いと思います。
問題が大きくなって、日大アメフット部の問題から日大全体の問題へと拡大しています。25日には学長が記者会見を開き、謝罪し
ましたが、コーチと監督の指導に誤りがあったかなかったのかには言及しませんでした。
現役部員は近く抗議の声明を出すそうですが、私が疑問に思うのは、今回の問題に関して教授会が何の反応もしていないことです。
日大のアメフット部は任意団体なので事情が違うかもしれませんが、それでも大学の部活動は教育の一環ですから、何らかの形で教
授会が関わっているはずです。現在、教職員組合が声明を出していますが、本来は、教育を担当する教授会も何らかのメッセージを
出してもおかしくはありません。
次に、一般の学生の動きがまったく伝わってこないことです。これは現代学生気質というものでしょうか?
なお、今回の「事件」は警察と法廷の場に移されることになりました。現実に負傷者が出ている以上、これは、仕方がないかも知れ
ませんが、私個人としては教育の一環である部活動に警察や司法が入ってくることには、いささか違和感があります。
今回は、スポーツの試合中に起こった反則タックル問題に限定して、その真相を文脈全体から検証しましたが、今や、アメフット部
の枠を超えて、マンモス大学日本大学という、大きな文脈全体の中で検証する必要が出てくるかもしれません。
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栃木市内を流れる「巴波川」は、かつて江戸までの舟運が盛んで、巴波川―思川―渡良瀬川 経済交流で栄えた栃木には、巴波川沿いに、今でも江戸時代から
―江戸川―行徳―小名木川―隅田川―江戸との舟運が利用された。市内には4つの川港(河岸) の蔵が今の立ち並ぶ。
がある。ここは、その一つで、舟だまりがある。
5月6日に開催された日大アメリカンフットボール(以下「アメフット」と略す)と関西学院大学(以下「関学」と略す)
アメフット部との定期戦において、日大アメフット部の宮川泰介選手が関学クオーターバックに反則タックルを行い、その
ためタックルされた選手は全治3週間のケガを負いました。ただし、幸い神経の損傷はなく日常生活には支障ないようです。
(ちなみに今月27日の試合には出場しています)
この問題は今や日大全体、あるいはスポーツをめぐる社会問題となっています。
ちなみに、体と体が激しくぶつかり合うコンタクト・スポーツ(サッカー、ラグビー、アメフット、アイスホッケー)など
では、ケガはそれほど珍しくありません。
高校時代にサッカーをしていた私の知人によれば、そのチームでは“削る”という表現があり、これは意図的に相手の選手
の足にラフ・プレーでケガをさせて、その試合を続けられなくすることだそうです。
あるアメフット関係者は、アメフットのようなスポーツでは2~3週間のケガというのは、それほど深刻というわけではな
いが、今回の反則タックルで2~3週間のケガで済んだというのは幸運かもしれない、と語っています。
というのも、今回のタックルでは、頸椎や脊椎が骨折したり、その中の神経の束が損傷を受ければ、重度の麻痺や、最悪の
場合、死ぬ危険性さえあったからです。
関学のクオーターバック(QB)がパスを投げ終えてから2秒後に後ろからタックルされたのですが、元プロの川口正史氏
は、2秒後というのは選手にとっては15~20秒、人によっては1分くらいに感じる、それくらい無防備になるそうです。
この状態でタックルを受けるというのは、「皆さんが町のなかで景色を見ている時に体重100キロくらいの男が全速力で
突っ込んでくるようなものです」(『東京新聞』2018年5月18日)。
映像でみると、後ろからタックルされた選手は頭と背中がのけぞりながら倒れてゆきました。この映像を見た時、よく重大な
損傷にならずに済んだと思いました。
この件のあらましやその後の展開については、メディアが毎日報道しているので、ここではそれらを繰り返えさず、今回の問
題の何が真相で、どのようにそこに迫るのか、という方法に焦点を絞りたいと思います。
その方法を一言で言えば、文脈全体から問題をとらえる、ということになります。具体的に見てゆきましょう。
もっとも、この問題に関する限り、敢て「文脈全体」と強調しなくても、事の顛末ははっきりしていますが・・・。
まず、今回の反則タックルを生んだ、最も重要な文脈は、昨年、27年ぶりに「甲子園ボウル」で関学に勝って優勝したこと、
その偉業をこれかも続けてゆくために、どんな手段を使ってでも関学に勝たなければ、という監督・コーチ陣の強い思いです。
この文脈の中で現在、争点となっているのは、宮川選手が反則タックルをするよう、コーチなり監督が指示したかどうか、と
いう点です。
今月22日に宮川選手は記者会見で井上奨コーチから、「相手のクオーターバック(QB)を一プレー目でつぶせば(試合に)
出してやると(監督から)言われた」と告げられたこと、ここで宮川選手は「つぶせ」という指示を「ケガをさせろ」という意
味でとらえた、と説明しています。この意味で、反則タックルは「実質的に」井上コーチと内田正人監督(当時)の指示であっ
た、と宮川選手は言っているのです。
これに対して15日に日大側から関学大に提出した回答では、指導者による指導と選手の受け取り方に乖離が起きていたことが
問題の本質、と書かれ、その後の発言でもこの見解を続けています。
言い換えると日大側は、厳しく当たれという指示を、宮川選手が勝手に「ケガをさせろ」と解釈してしまったことが本質だ、と
主張しているのです。
また23日の記者会見で内田前監督は、QBをつぶせというのは自分の指示ではない、と語り、また井上コーチは、相手のQB
をつぶせという指示はしたが、「ケガをさせることを目的とした指示ではなかった」と答えています。
確かに、宮川選手も井上コーチも内田(前)監督も「ケガをさせろ」という直接的な言葉による指示はない、と言っています。
次回に検討する政治の世界でもよく起こることですが、「言った」、「言わない」という水掛け論のように聞こえます。
しかし私は、「ケガをさせろ」という言葉があったか否かが決定的な問題ではなく、文脈全体から判断して「指示はあった」と
考えます。
宮川選手はなぜ危険を承知で反則タックルをしなければならなかったか、という問題こそが問題の本質です。
まず、宮川選手は、「たとえ監督やコーチに指示されたとしても、私自身が『やらない』という判断ができずに、指示に従って
反則行為をしてしまったことが原因である」と、自分の罪を正直に認めています。
その上での証言は、非常に具体的で、矛盾がなく、筋がとおっていて、信ぴょう性があります。
宮川選手には、もう失うものはない、とのスタンスがはっきりしており、本当のこと言っているとの印象を持ちましたが、コー
チと監督には職責や地位という「失うもの」「守りたいもの」があるため、記者会見での答えも矛盾やあいまいさがあり、言う
ことが多少変わってきました。
次に、6日の試合に至るまでの状況を、時系列を追ってもう少し具体的にみてみましょう。
今年度の試合は4月22日と29日の2回行われ、両方ともスターティング・メンバーで出場していた。つまり、彼の実力はコ
ーチ・監督とも認めていたのです。
ところが、5月3日の実践形式の練習で、プレーが悪かった(やる気が足りない。闘志が足りない)として練習を外された。
5月4日、宮川選手は6月に中国で行われるアメフット大学選手権大会の日本代表に選抜されていたが、練習前に監督から「日
本代表に行っちゃだめだよ」と言われた(ただし、その理由は説明なし)宮川選手は「分かりました」と答えた。
この日の実践練習は、コーチに確認したところ「宮川は出さない」と言われ外された。
5月5日。この日も実践練習から外された。練習後井上コーチから「監督に、おまえをどうしたら試合に出せるか聞いたら、相
手のQBを一プレー目でつぶせば出してやる」と言われた。『QBをつぶしにゆくんで僕を使ってください』と監督に言いに行
け」と言われた。
さらに「相手のQBがケガをして秋の試合に出られなかったこっちの得だろう」「これは本当にやらなくてはいけないぞ」とコ
ーチから念を押された。
5月6日(本件当日)。宮川選手は、ここでやらなければ後がないと思いつつ試合会場に向かった。しかし試合のメンバー表に
自分の名前はなかった。
監督に「相手のQBをつぶしに行くんで使ってください」と伝えたところ、監督からは「やらなきゃ意味はないよ」と言われた。
井上コーチには「リード(本来のポジションでのプレ-)をしないでQBに突っ込みますよ」と確認すると、「思い切っていって
こい」と言われた。
では、試合当日に「なぜ危険を承知で反則タックルをしなければならなかったか」という、問題を考えてみましょう。
すでに多くの論者が指摘しているように、宮川選手は、問題が起こる試合の数日前から実践形式の練習から外され、日本代表も辞
退を言われ、6日の試合にも出してもらえない状況にありました。
唯一、彼に残されたチャンスは、1プレー目で相手QBを潰すこと、しかも相手をつぶすくらいの強い気持ちでやってこいと言う
意味ではなく、本当にやらなくてはいけないのだと追いつめられて悩んだ、と心情を語っています。
このように思わざるを得ないほど、宮川選手は強いプレッシャーを受けていたことがわかります。
試合の当日監督とコーチは、「ケガをさせろ」という指示に限りなく近い言葉を発しています。たとえば試合直後に関東がインタ
ビューに答えて、「あれぐらいやらなければ関学みたいなチームには勝てない。宮川もこれから良くなるだろう」と言っています。
以上を総合的に考えると、コーチと監督は「ケガをさせろ」「得になる」とは言ってない、と答えていますが、それらの言葉が実
際に発せられたか否かよりも、文脈全体からみて、やはり「指示はあった」ということが「真相」(現段階では「事実」とは言い
切れない)に近いと思います。
問題が大きくなって、日大アメフット部の問題から日大全体の問題へと拡大しています。25日には学長が記者会見を開き、謝罪し
ましたが、コーチと監督の指導に誤りがあったかなかったのかには言及しませんでした。
現役部員は近く抗議の声明を出すそうですが、私が疑問に思うのは、今回の問題に関して教授会が何の反応もしていないことです。
日大のアメフット部は任意団体なので事情が違うかもしれませんが、それでも大学の部活動は教育の一環ですから、何らかの形で教
授会が関わっているはずです。現在、教職員組合が声明を出していますが、本来は、教育を担当する教授会も何らかのメッセージを
出してもおかしくはありません。
次に、一般の学生の動きがまったく伝わってこないことです。これは現代学生気質というものでしょうか?
なお、今回の「事件」は警察と法廷の場に移されることになりました。現実に負傷者が出ている以上、これは、仕方がないかも知れ
ませんが、私個人としては教育の一環である部活動に警察や司法が入ってくることには、いささか違和感があります。
今回は、スポーツの試合中に起こった反則タックル問題に限定して、その真相を文脈全体から検証しましたが、今や、アメフット部
の枠を超えて、マンモス大学日本大学という、大きな文脈全体の中で検証する必要が出てくるかもしれません。
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栃木市内を流れる「巴波川」は、かつて江戸までの舟運が盛んで、巴波川―思川―渡良瀬川 経済交流で栄えた栃木には、巴波川沿いに、今でも江戸時代から
―江戸川―行徳―小名木川―隅田川―江戸との舟運が利用された。市内には4つの川港(河岸) の蔵が今の立ち並ぶ。
がある。ここは、その一つで、舟だまりがある。