富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

「伊香保まつり」で「富岡製糸場と絹産業遺産群」の伝道活動

2013年09月23日 21時44分25秒 | 世界遺産伝道師協会

「伊香保まつり」で「富岡製糸場と絹産業遺産群」の伝道活動

 

9月19日(木)、石段を吹き抜ける秋風が心地良い晴天の下、「伊香保まつり」において伝道活動を行いました。参加伝道師は、K下部、M田(睦)、Y島、T平、S藤(昌)の5名でした。

午前10時に蚕糸技術センターを出発、途中「伊香保町商工会」へ全員で挨拶に伺い、その後パンフレット等の配布物を抱えながら活動場所の石段街中段(警備本部テント)まで運び上げました。ひと休みと早目のお昼を兼ね「お食事処・四季彩」に立寄り。伊香保での活動の際に何度か利用している事もあってか、お勘定の端数のおまけやヤクルトのサービスがありました。また、日下部支部長の計らいによってパンフレットを置かせて戴く事になりました。大袈裟かも知れませんが、お店とお客という立場であっても互いに思い遣る気持ちがあればこそ、こうして活動の輪を広げてくれる事につながるものなのだと感じました。

昼食後、早速全員でメーンパンフレット、子供用、応援メッセージ用を1セットに組み合わせ、そして商工会から預かった「伊香保旅手帖」のリーフレット、伊香保まつり行事予定表等も揃えて準備完了。午後12時から活動開始です。伊香保まつりの期間中とあって、前日泊そして今日泊のお客様や日帰り観光の老若男女のお客様で、石段街は人が絶えません。7~8割のお客様がパンフを受け取って下さり、パンフを見ながらの解説にも熱心に耳を傾けて下さいます。温泉地というゆったり時間が流れる場所柄のためなのでしょうか。外国からのお客様を含め、県外(鳥取、岐阜、静岡、千葉、茨城、等)からも沢山お出で戴いています。昨日、富岡製糸場を見てきたという鳥取の若い女性は「素晴らしかった。友達にも是非見て欲しいので、教えてあげたい」と興奮気味に仰っていました。その他沢山のお客様から、「製糸場に行って良かった」、「機会があれば是非行ってみたい」、「期待しています」、「なるとい良いね」、「応援しています」、等の暖かい言葉を頂戴しました。一方で「世界遺産は無理かもしれない」との辛口意見もありましたが、だからこそ我々が頑張るんだとの思いを強くしました。

さて、午後1時になると石段の上から威勢の良い掛け声が響いてきます。いよいよ1,400年の歴史を持つ例大祭の1つ「神社本神輿渡御」の始まりです。365の石段を神輿を担いだ若衆(?)が下る様はまさに圧巻、スリリングでもあります。顔や腕に擦り傷を拵えた若衆が何人も居り、その過激さに活動は暫し小休憩です。そして3時には、活動拠点のはす向かいにある「酒処 再会」さんから、お茶とお茶受け(花豆と蒟蒻の煮もの、茗荷や茄子等の漬物)の差し入れを戴きました。「酒処 再会」さんは、町田(睦)伝道師が現役時代に足繁く通った馴染みのお店とかで、十五夜飾りも見せて戴きました。4時半頃になると、今度は保育園児たちが引く「子ども山車」の登場です。その可愛い容姿と仕草に、吹き始めた秋風の冷たさも忘れ2度目の小休憩です。そして、午後6時前には用意したパンフ類も底をつき、本日の活動を終了としました。残暑の日差しの中、石段を登ったり降りたりと大活躍の伝道師の皆さん、大変お疲れ様でした。帰りの際にも「伊香保町商工会」へ全員で挨拶に伺い、思わぬ心遣いを頂戴しました。

帰路の車中からは、眩しいばかりに輝く中秋の名月を眺める事ができました。勿論、充実した1日の締めくくりとして、家に着くなり月見酒を堪能したのは言うまでもありません。

                                      (M.S 記)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「伊香保まつり」(3日目)... | トップ | 現地学習会「中之条町・嬬恋... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

世界遺産伝道師協会」カテゴリの最新記事