富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

群馬県館林市つつじが岡公園で「富岡製糸場と絹産業遺産群」をPR

2013年05月09日 09時40分53秒 | 世界遺産伝道師協会

つつじが岡公園で「富岡製糸場と絹産業遺産群」をPR

 

 4月28日(日)、29日(月・祝)の両日、館林市にある「県立つつじが岡公園」で、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の広報活動を行いました。初めての活動に期待と不安を抱きながらも、楽しみながら多くの方にPRが出来たと思います。

  【1日目】

 駐車場が混雑することを予想し、家を早めに出たため朝7時半には集合場所である券売所に着きました。参加伝道師4人(N.築比地 ,M.佐藤

Y.筒井 Y.成田)が揃ったところで、公園管理事務所のタケダさんに案内していただき、園内の活動場所へ移動しました。繭クラフト用のテーブルと椅子をお借りしたり、強風のためパネルを縛る紐やガムテープをお借りしたりするなど大変お世話になりました。

 9時開園前から少しずつ観光客が入り始め、10時頃からは大型観光バスが次々と観光客を運んできます。チラシは貰ってくれる人が多いのですが、話をしていく中で、「テレビで富岡製糸場を見たことがある」というくらいの知名度でがっかりすることがしばしばです。のちにバスのナンバーを見てみると、仙台、横浜、湘南、新潟、山形、宮城、野田、つくば、習志野などと遠来の客が多く、全国の方に名前だけでも知っていただける機会となったと思います。

 観光客は「50余品種、1万株のツツジが咲き誇る『つつじが岡公園』の満開のツツジ」を見に来たわけですから、いきなり世界遺産の話をされても困惑

するのかもしれません。私たちは公園スタッフと間違われて、「花はどこへ行くと咲いているんですか?」「つつじ祭りはどこ?」「花はこれから咲くんですか? 咲き終わったんですか?」など、ツツジの咲いていない「つつじが岡公園」の苦情とも取れる質問を多くいただきました。

 ツツジの花で真っ赤に染まった園内で活動することを考えていた伝道師も、青々とした葉が目立つ園内での活動となりました。

 大風で苦労した活動でしたが、手応えは持ち帰ることが出来ました。

 

【2日目】

 昨日の強風は止み、絶好の行楽日和となりました。観光バスはもちろん、家族連れの花見客で大変な賑わいです。

 参加伝道師4人(M.佐藤,Y.井上,Y.筒井,Y. 成田)は、のぼり、パネル、繭クラフト用の机と椅子をセッティングし準備完了。

 チラシを配っていく中で、個人客は「富岡製糸場へ行ってきました」と言う方も多いのですが、他の3資産の話をすると「知りませんでした」と言う方がほとんどです。地道な活動が必要だと再確認しました。

 繭で「ぐんまちゃん」を作る工作は人気があり、大人から子どもまで作っていき、用意した繭は早々と終わりになりました。

 園内では「箏と尺八のしらべ」「お茶会」「市内ゆるキャラ大集合」などの催し物もあり、穏やかな晴天の元、観光客も楽しんでいました。

 この日も「ツツジの花はどこ?」の質問を多くされましたが、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の話をして話の接ぎ穂としました。

 

 2日間の活動を終え、タケダさんに「お礼のあいさつ」をして、午後3時半に散会となりました。

 

(Y.N 記)

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