ぶらり東京~23区巡り~

東京23区をぶらりと歩いた記録です。
が他にもいろいろ出歩いてますけど

国産初の鉄橋

2007年07月11日 | 江東区
今月号の雑誌『東京人』の特集は「東京の橋100選」です。

江戸時代は物流の主役が川であった事から多くの河川があり橋も多く架けられた。
(暗渠化して名称のみに名残を残す橋も多数ある)
もちろん昭和になってから出来た橋も多数ある。

早い話が東京には無数の橋があると言えます。

以前より橋に対して強い関心を抱いていましたが『東京人』を読んだ事でより橋が好きになりました。

さて今回は東京の橋100選にも選ばれた中から一つを取り上げたいと思っています。

【八幡橋】


この橋の歴史を少し説明すると
1878年に完成した国産初の鉄製の橋で今はない京橋楓川に架けられた「弾正橋」と呼ばれていました。
そして1929年に現在の地に移転され名称が「八幡橋」となりました。
名称の由来は近くにある富岡八幡宮からきている
尚、この八幡橋は国の重要文化財にもなっているんですよ
八幡橋


長さ15m、幅2mの歩道橋で、小さな赤い橋です。
伝統があり重文にもなっている橋でも住宅街にあるせいか生活感が漂う感じが出ています。
歴史を知った上で橋を渡れば近代化を邁進させた明治政府の意気込みを感じられるかもしれませんよ


今でこそ橋の下は歩道になっていますが八幡堀という河川が流れていたそうです。
下町らしく子供達が駆けっこをして遊んでしました
今ではあまり見かけなくなった光景に懐かしい気持ちになりました。


雑誌『東京人』に戻りますが、橋の種類についての解説もあります。
八幡橋はアーチ・トラス橋に分類される。
トラスとは三角形を基本にして組んだ構造を意味する

こんな感じで今月の東京人で橋に対するかなりマニアックな知識を得られました。

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弾正橋
参考までに弾正橋があった所
今では川は高速道路と化しています。