ぶらり東京~23区巡り~

東京23区をぶらりと歩いた記録です。
が他にもいろいろ出歩いてますけど

長命寺の長命水

2007年06月06日 | 墨田区
今回はあるお寺に関する記事です。

寺は日本全国に7万5千以上もあると言われているそうです
今から紹介する寺は1/75000でしかありませんが歴史上、大変重要な舞台となった寺なんです。

入口
先ほど歴史上云々なんて大袈裟に書いた割には平凡そのものです
良くある光景ですが幼稚園を併設しています。


寺の名は「長命寺」
(隅田川七福神の弁財天を祀る)
なんとなく縁起の良さそうな名前ですね
お参りをすれば無病息災が得られそうな気がします。



時は江戸時代、将軍・家光が鷹狩りに行った際に腹痛を起こした
この寺の井戸水で薬を飲むとたちまち痛みが治まったそうです。
そして家光が井戸水を長命水、寺の名前を長命寺と改名した。
万が一、家光がこの寺に立ち寄らなければ徳川幕府は果たしてどのような運命を辿ったのだろうか
約260年も続く事はなかったかもしれません

井戸水はいつしか枯れてしまい今では水道水となっています。
しかし、飲んでみれば健康になった気がしないでもありません
昔から病は気からって言いますしね

長命寺の長命水

この長命寺の裏手に甘味処があります。

「長命寺 桜もち」
江戸時代(1717年)にこの店が隅田川土手の桜の葉を集め塩漬けにして桜餅を考案した事でも知られている老舗です。
謂わば今売られている桜餅のルールはここと言えるでしょう

テイクアウトも可ですが店内で食す事もできます。
二個入り(お茶付き)で¥450
このような木箱で出されます。

通常の桜餅は葉が一枚ですがここのは2、3枚使用しています。
(餅が白いので餃子のようにも見えます)
甘すぎない餡子に葉っぱの香も楽しめて文句無しに美味いです。

やはり桜餅は桜の時期に食べるのが一番風流なんでしょう
隅田川沿いに桜が咲く頃になると行列が恐ろしい程できます。
花より団子族がいかに多いことか・・・

ですがシーズンを外せば行列もなく落ち着いて食べる事ができます。

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