遠くはなれて子守唄

2024-07-12 03:21:35 | Jポップス
白川奈美



美空ひばり



クロード・チアリ

ねんねん坊やの 住む里は
こがらし吹いてる 山の村
あいにゆけない ママだけど
まくらぬらして 見る夢は
抱いて寝かせる 夢ばかり

ねんねん坊やの ほっぺたは
真っ赤に燃えてる リンゴちゃん
思い出すてた ママだけど
だんだんにてくる 面影は
今はあえない 遠いパパ

ねんねん坊やの おねだりは
ジェット機 ミニカー 三輪車
今は貧しい ママだけど
約束しましょう がんばるわ
喜ぶその顔 みたいから

ねんねん坊やの 朝が来りゃ
誰にも負けない 男の子
幸せうすい ママだけど
すがる望みは ただひとつ
一緒に住みたい 暮らしたい 





この曲、昭和46年8月にビクターから発売され、80万枚を売り上げる大ヒットとなってます。
 
このころ、どこのチャンネルか忘れましたが、毎夜、放送終了の前にこの唄が、きれいな切り絵とともに流れていました。

マスターは、寝酒を飲みながら、この女性と坊やの運命をいろいろ想像したものです。
 
2番に「だんだん似てくる面影は、今は会えない遠いパパ」とありますから、愛し合った夫とは死別だったのでしょうか。
 
高度経済成長の真っ只中で、人手不足の時代でしたが、特別な技能もコネもないシングルマザーが、普通の会社で働くのは非常に困難な時代だったと記憶してます。

祖父母など、子どもを見てくれる人が身近にいない場合は、子どもを施設に預けたり、里子に出したりして、水商売に身を投じる人が少なくなかったようです。
 
いちばんかわいい盛りの子どもと離れて暮らさなければならない、どんなに辛いことだったでしょう。

この歌が、キャバレーやクラブの子持ちのホステスに絶大な人気を誇ったといわれるのも頷けます。
 
このころから、すでに半世紀以上経ってはいますが、小さい子どもを抱えたシングルマザーの生活は、むしろ悪化しているかもです。























































































































































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