ジェラシー

2024-07-15 00:07:41 | フォーク&ニュー・ミュージック
井上陽水



梓みちよ 



島津亜矢 



ジェラシー 愛の言葉は
愛の裏側 ジェラシー

窓辺にたたずんでる君を見てると
永い年月に触れたような気がする
夕焼けの空のどこかで
忘れた愛が 忍び込む
流れるのは 涙ではなく汗

君によせる愛は ジェラシー
春風吹き 秋が風吹き さみしいと言いながら
君によせる愛は ジェラシー ジェラシー

はまゆりが咲いているところをみると
どうやら僕等は海に来ているらしい
ハンドバッグのとめがねが
はずれて化粧が散らばる
波がそれを海の底へ引き込む

ジェラシー 愛の言葉は
愛の裏側 ジェラシー

ワンピースを重ね着する君の心は
不思議な 世界をさまよい歩いていたんだ
誰にも云えない事がある
泣く泣く僕も空を見る
むなさわぎで 夏が来るのが恐い

君によせる愛は ジェラシー
春風吹き 秋が風吹き 悲しみに暮れながら
君によせる愛は ジェラシー
君によせる愛は ジェラシー ジェラシー
Oh- ジェラシー

  



終局が見えてしまった恋

君の残り火を焚きつけて、きっともう二度とはないであろう旅に出る

部屋で夕日に赤く染まる君を見れば、恋人たちはあまりにも遠いところに来てしまっていることを知る

率直な愛をささやいたかつての姿はなく、またその言葉も枯れた。 

ただただこれから先に君の前に現れるであろう男を思えば涙もない

あたりが闇に包まれた頃、どこへ行くともなく君と歩きだす

月影は冴えわたり物音ひとつしない

はまゆりと潮騒の予感

淡く鈍い明るみの中に真実が浮かび上がる

全てが、波に飲まれていく

 
フォークと呼ばれるジャンルが終演を迎え、ニューミュージックの呼称に切り替わった 1980年代。

たくさんのフォークの大御所がリアルタイム性を欠いて消えていく中で、 超然と存在し続けた井上陽水さんです。
























































































































































































































 
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