城みちる イルカに乗った少年

城みちる「イルカにのった少年」

誰もしらない　南の海から
イルカにのった少年がやって来た

さみしい時は海にきて　
水平線をみてごらん
空と海との　すきまから　
イルカにのった少年は
愛の花束　胸に抱き
遠い国からやってくる
君に君に　君に会うため　やってくる
ホーラごらんよ　吹く風も
やさしく頬をなでるだろう

悲しい時も海にきて
水平線をみてごらん
風とカモメが遊んでる
イルカにのった少年が
白い波間にみえるだろう
遠い国からやってくる
君に君に　君にあうため　やってくる
ホーラごらんよ　あの雲も
幸福そうな　いろしてる
幸福そうな　いろしてる

 

1972年（昭和47年）中学三年の時に、「スター誕生!」の広島県予選を通過し、翌1973年（昭和48年）「スター誕生!」第7回のチャンピオンになった城みちるさん。

自身も言ってるように、「日本一 息のなが～い 一発屋」かも知れません。（笑）

城の実家は呉市から海を隔ててすぐの倉橋島の東芝製品を取り扱う電器店。

父親はけっこう頑固者らしく、今でも裏山から引いた水を使い、島で一軒だけ、水道契約をしていないそうです。

そんな父親ですから、彼の芸能活動に大反対、しかし、最終的には、3年間だけという約束で許してもらい上京しました。

そして、所属した芸能事務所社長の自宅にて1年間下宿生活、『イルカにのった少年』で東芝EMIより歌手デビューということになります。

さらに、この『イルカにのった少年』が大ヒット、一躍トップアイドルに。

こうなると、父との3年間だけという約束は？となるわけですが、城は約束通り芸能界を引退し実家の戻ります。

以後、大学進学、伊東咲子さんとの恋愛などありましたが、33歳の時に妻の敬子さんと結婚、現在、地元広島で、ボランティア歌手として活動されているそうです。