ようやくお天気が続いて稲刈りが順調だす。
いつもは6時過ぎから坐って、だけどそれだと
よろみに9時に着くのは少しきついので、6時過ぎに
ご飯を食べて、それから少し坐り、梵鐘、朝課と
続いてお茶を一服して出る。田んぼに入って仕舞えば
あとはコンバインが動くままに、動く。
乾燥機がいっぱいになれば今日の分は終わり、
こちらはまたそそくさと帰る。
そんな日常だったけんど。家のものは晩御飯も、と
誘ってはくれるものの、何せ風呂に入ってご飯を食べれば
なにやらそれだけで、もう用がすんだみたいで、それから
車を運転して1時間弱帰ることを思うだけで、しんどくなる
思いだった。
けれど、何かご馳走しようと思うけれど、ご飯食べていかない
などと言われると、嬉しく、ほんならということで、
久しぶりに皆と夕食を囲んだ。手巻き寿司だった。
娘たち夫婦も来て賑やかで、こちらは風呂上がりに布団に
潜り込んで少し眠っただけでスッキリと。
お陰で何やら、いつもだったこの賑やかな食事の風景
あらためて暖かく、家族の温さをだきしめるようにして
七尾に。暗い中から一人残された子猫が甘えた声で擦り寄り
これはこれでしあわせのひととき。