新聞紙上で人口減のことの特集をくんでいる。日曜日の記事に島根の隠岐島にある高校の話である。島の高校だから生徒数は減り続け、2008年には89人だったものが14年度は156人になったというお話。町長や住人たちがこのままでは、廃校に追い込まれてしまうと強い危機感を抱いてピンチをチャンスに変えてこの何にもない島にこそ宝があることを、そして生徒自身が自分たちでこの過疎化の問題や仕事や生き甲斐をつくり出すにはどうしたらいいのかを考えるあり方、生徒自身からアイデアや実行力をやってもらうようになったと言う記事である。
今までと明らかに違うと思うことは、これまでは時代の流れの中だけでどうすれば時代の流れにうまく乗ることができるか、ということが大きな問題であった。けれど、これからは経済成長も見込めず、政府も当てにならず自分たちでこの地域をなんとか変えていくしかないと言う発想がとても大事と共感したのでした。それにはこの自分自身が変わらなければならないのはもっともなことなれど、自分というのは自分では変われないんだ。それよりも周りの人たちに手を差し伸べる。ともあれ自分が真っ先に動き出す。というまことに単純なことの一歩からしか変われないものとしてあると言うこと。また人口減はマイナスととらえるばかりではなく、よき兆候としてとらえ直すことがこれからの大切なことになるとおもう。