ジャガイモ

　畑をやっていてうれしいのは、それが食卓にそのまま出てくることだ。夏野菜のキュウリや茄子、ズッキーニなどが、料理の幅を広げてくれるのだ。でもないと困るのは、一年を通じて食べるジャガイモやタマネギである。だからして、この暑いさなかジャガイモを掘り上げて、土を落とし、それをネットに入れて、納屋の暗がりにかけるまでの作業はほぼ１日がかりである。ジャガイモはキタアカリと男爵の二種類を植えたから、ネットもべつべつに、それから傷が付いたものやちょっと虫食いなどがあるものも、早く食べてしまうから仕分けが必要である。そんな細々とした作業をやっていると、すぐ時間が経ってしまい、しゃがみ姿勢が多いから立ち上がろうとすると、暑さや立ちくらみでクラクラ。でも終るとすっきり。はい。日々というのんは、ことに引きずられるようにして生かされていますね。