ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

夾竹桃

2014-06-13 19:36:14 | 日記

 きょうは塔の初校作業の日。もう7月号。今年も後半に入りました。

 

 電車の中から外を見ていると、真夏の花だと思っていた夾竹桃が咲いている場所がありました。赤い花も白い花も満開です。

 

 実は、夾竹桃は子供のころから苦手です。

 

 小学生のころはまっていたベルばらで、ルイ15世が天然痘にかかって死ぬ場面があるのですが、それが本当に恐ろしく、怖い病気というイメージがアタマに入ってしまって、「キョウチクトウ」と耳から聞いたとき、その病気の仲間みたいな気がしたのでした。漢字から知識として入ったなら「夾竹桃」ってなんてことはないのですが、耳から入ったイメージは「狂畜痘」なのです。身体じゅうに豆のようなぶつぶつができて、狂い死ぬ。怖すぎます。

 

  勝手なイメージで怖がられて夾竹桃にとっては迷惑な話なのですが、子供のころの思い込みはちょっとやそっとでは剥がれません。

 

  さて、きょうは昼のあいだは少し日が差しましたが、空はどんより、空気はひんやりして気持ちがよかったです。あちらこちらで見かける紫陽花もみんな元気で、やはり紫陽花は曇りの日に見るのがいいなぁと思いながら歩きました。写真の紫陽花は丸太町にある塔の事務所のおとなりのタイ料理のお店の紫陽花です。

 

  きょうは少し早く帰らせてもらって、寄り道をしました。家に帰る途中のお豆腐屋さんで豆腐ドーナツを売っているのですが、いつも売り切れで買えません。きょうはそこを通りかかったのが18時くらいだったのでまだあるかなぁと思っていってみたのですが、売り切れでした・・・ それで豆腐ラスクを買いました。

 

 帰宅すると塔の全国大会のチラシが届いていました。きのう約束した近くの歌人Sさんに電話をして届けることにしました。Sさんの結社も会員が多いので、近畿の歌会で配ってくださるそうで、50枚を託しました。さっき買ったラスクも持っていきました。Sさんのお庭も紫陽花が満開で、何本かかわいいのを切ってくださいました。うれしいなぁ。

 

  それから、留守電に入っていた問い合わせ対応、葉書できていた変更届の対応をしました。

 

  そうだ、大会のチラシは息子の大学やオケでも配ってもらおう。

 

 

 

 

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川下り

2014-06-12 20:31:02 | 日記

 いろいろ書きたいことはあるのですが、きょうは川下りのような帰り道でした。

 

 帰りにお花屋さんへ寄りたかったので、17時32分にタイムカードを押して、職場を出ました。そのお店はバスの中からしか見たことがなくて、でも「花キューピット」の文字は読めたので、一度行ってみようと思っていたのでした。最近はネットからでも花束の申し込みができるのですけど、どういうのがあるのか自分で見たいし、花を選ぶのも好きなのです。

 

 いつも乗るバス停を過ぎ、数十メートル歩くと目的のお花屋さんに着きました。店先にはハイビスカスや紫陽花、トレニアなどが並んでいます。お店に入ると、ちょうどお祝いのスタンド花を作っているところでした。すごく豪華でピンク系の花が流れるように差してあります。名前を知らないような珍しい花もありました。私もそんなに時間がなかったので、花キューピットの申し込み用紙だけをもらって、また来週くることを言って、お店をあとにしました。

 

 ふと、後ろを見ると、いつも乗る「205番」のバスが来ています。前の信号は赤。いまなら間に合う。小走りで交差点を左に曲がり、いつものバス停のひとつ京都よりのバス停から乗りました。このバスは金閣寺からやってくるのでいつも観光客でいっぱいです。後ろのほうに中国人の女性がふたり楽しそうにしゃべっていました。つぎのバス停で彼女たちのとなりの席(最後列なので4人座れます)が空いたので私がそこへ座りました。こんな席に座ったのは初めてでした。大きいバスなので、運転席からずいぶん距離があります。ディズニーのアニメみたいに動いたり止まったりするたびに、ぼよんぼよんと揺れます。馬みたいです。たまには違うバス停から乗るのも変わった体験ができていいな、と思いました。

 

 京都駅について、もうバスの回数券がなくなったので回数券を買い、地下へ降りて無印良品でお菓子作りにはまっている息子の頼まれものの「わらびもち」と「レアチーズムース」のキットを買いました。(写真はきのうの手作りデザート杏仁豆腐)それから地下街を歩いていると、着やすそうなワンピースを見つけて、とりあえず白と紺を試着。電車の時間があるので急いで包んでもらいました。探しているときはなかなかないのに、急いでいるときに限って気にいったものに出会うのはよくあることです。

 

 そして、なんとかいつもの電車に乗りました。するとそこへ電話がかかってきました。明日の塔の初校原稿がまだ届いていない、という内容でした。印刷所へ確認してみますと言ったら、電話番号わかりますからかけてみます、ということで担当者の人へかけてもらうことになりました。いつもとりまとめのひとには、前日や当日に自宅で待機してもらっていて、届かないとひやひやします。家に帰ってすぐに確認したら、さっき届きました、ということでした。よかったです。ありがとうございます。

 

それから、FAXできていた問い合わせに応えて、いま鶏肉をたれにつけているところです。だいたい夕食を作り始めるのが20時半くらいで、食べ始めるのが21時半くらい。家族の帰宅も遅いし、慣れてくるとこれはこれでゆるゆるできていいかなと思うようになりました。

 

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はりきり

2014-06-11 21:00:03 | 日記

 このあいだ、妹と話をしていて、自分は普通にしているのに「いつもはりきってるね」と言われる、という姉妹共通項に気づきました。特に私は突っ走る傾向があって、昔から力の抜き加減とか調節ができずにやりすぎてしまうことがよくあったのです。

 

 「ひたむき」、といえばなんだか涙ぐましい感じがするのですが、「はりきってる」、と言われると、気恥ずかしいように思えてきます。体力も衰えてきたことだし、年齢を重ねると「ひたむき」と言われることはないだろうし、「はりきり」はカッコ悪いことなのかもしれない、と最近は思うようになっていました。

 

 ここの前のブログが閉鎖になって、書いた日記を移行しながら10年前の日記を読みました。同じような時期。塔の全国大会のチラシをせっせと配っています。ひたむきとか、はりきりとか、そんなこと関係なく、ただ「たくさんの人に来てもらって成功させたい」という思いでいっぱいだった自分を思い出して、そうだ、そうだわ、と思いました。下に転載します。

 

2004/7/9 (Fri) 地元歌会の協力

 私は塔以外の知り合いの歌人が本当に少ない。地元の短歌会のメンバーに今回も頼りっぱなし。きのうはA氏が町内会長にかけあって町内の掲示板にチラシを貼るようにしてくださったり、知り合いの地元歌人やカルチャーをしている知人にチラシを配ってくださったり。「このひとと、このひとには藤田さんから送ったほうがいいわ」といわれるがまま、はいはいと送る段取りをする。

 短歌人所属のH氏はHPの管理人の西王さんに連絡をとってみて載せてもらったら?とか、藤原龍一郎さんがこの土曜日に東京歌会へ行くはずだから、20枚速達で送って頼んでおいたよとか。すごいフットワークで協力してくださっている。
 そんなこと頼んでいいのかなぁと躊躇するが、さすがに所属40年。大丈夫、きっと配ってくれるよという。今朝あつかましくチラシを送らせてもらいましたというメールを書いたら、夜に藤原さんから、「あしたの東京歌会で配ってきます」というメールがきていた。「自分の掲示板にもいま書いておきました」とのこと。
 結社が違うのに短歌人の懐の深さに感激してしまった。短歌人のHPをチェックしたら、西王さんも「ぜひ、宝ケ池へ」と書いてくださっている。
 ほんとうに嬉しい。いい大会になると思う。

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 今年はあれからちょうど10年。60周年記念の大会です。内容はこんな感じです。

 

塔 周年記念全国大会

8月23日 土


京都 新・都ホテル 60周年記念講演 明確と曖昧のはざま 高野公彦
鼎談 言葉の危険的状況をめぐって 鷲田清一 × 内田樹 × 永田和宏

開場 12:00 /開演 13:00

開会挨拶 永田和宏         13:00

講演   高野公彦         13:10
鼎談 鷲田清一 × 内田樹 × 永田和宏 14:50
閉会挨拶 栗木京子         16:50

会場 新・都ホテル JR 京都駅 八条口より徒歩 5 分

     〒601-8412 京都市南区西九条院町 17
     TEL(075)661-7111
会費 一般 2,000円 / 学生 1,000 円(学生証をお持ち下さい)

 
ネット申し込みのほうももうすぐ開始。はじまったらまたここでお知らせします。

 

 一昨年の大阪も、55周年の京都にも来場してくださったSさんに電話したら、「近畿圏なら50枚くらい配る先があるからチラシ送ってもらっていいですよ」と言ってくださいました。塔以外の歌人の知り合いも増えているのに、やはり頼るのは地元。ほんとうにありがたいことだと思います。あさっての初校作業でもみなさんに持って帰ってもらう手配をしました。今年もたくさんの人が来てくださいますように。

 

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不自然

2014-06-10 23:39:48 | 日記

 最近、よくみかける紫陽花に似た花。なんていうんだろうと思っていました。紫陽花みたいだけど、とんがった咲き方をして、葉っぱが紫陽花らしくない。きのう調べてみたら「カシワバアジサイ」というらしい。なるほど。葉っぱが柏の葉みたいだからかな。

 

 実は、またこれが私のセンサーに引っかかるのです。そばにあると皮膚がぞわぞわします。紫陽花はまるいほうがいいなぁ。なんだか尖った紫陽花というのは、剣を突き付けられているようで怖いのでした。それから怖くはないけれど、にがてなものがまた増えました。サツキとか躑躅の、まるく刈りこまれたやつです。生垣とか、公園でこれは昔からよくみかけます。花が終わりかけのいまごろは、緑色の球体に赤いものがちらほら。たこやきではないですか!青のりと紅ショウガの組み合わせにそっくり。どうしてそのままにしておけばいいものを丸く刈りこむのでしょうね。花は咲いたまま刈られて、とても嫌だと思います。もともと躑躅はにがてですが、苦手なものでもかわいそうなものはかわいそうに思います。

 

 このあいだの金曜日は、10時半から文化パルクで映画「そして父になる」を観て、エンドロールも見ないで会場をあとにして山城歌会へ行きました。徒歩15分もあれば行けるはずなのに、住宅街をうろうろして迷っているうちに25分くらいかかりました。その途中でもたこやきのサツキを見かけました。

 

 山城歌会には2首出すのですが、1首はこのたこやきの歌を出しました。

 ・たこやきじゃないよと嘆く声のする躑躅の前を足早にゆく(6月山城歌会)

 

 参加者は12名。この歌にはいろんな解釈がでておもしろかったです。ひとりだけ、「これは躑躅になりかわって言ってるんじゃないか」と言ってくれた人があって、ほう!と思いましたが、躑躅がたこやきだという読みは出ませんでした。「あれがたこ焼きに見えるのはふじたさんだけですよー」と言われて、そうかなぁと思いました。帰って息子にきいたら、「ああ、あれたこやきみたいやもんな。でもまあわかるひとは少ないやろ」という厳しい意見だったので、月の詠草には入れませんでした。

 

 もう1首は

 ・極まりて水を生みたる空だから傘をささずに歩いて帰る(6月山城歌会)

 

 これは水の循環がどうのという論理的な読みがはじめに出されて、はぁぁ、、ときいていると、「なんだかわからないけど、受容の歌ですね。それをかっこつけて歌ってる」ここの歌会は読みがいろいろでるところがいいです。前評者にひきずられずに自分の意見をいいやすいのはいい雰囲気だと思います。

 

 いつもはみんなとゆっくり歩いて帰るのだけれど、4時にさっと出て、4時16分のJR城陽発に乗り、職場へ向かいました。6月から専務が交替されて、その歓送迎会があったのです。18時20分に先斗町のお店でということでしたが、行き慣れていないところなので、いったん職場へいってみんなと合流したのでした。鴨川沿いの「きた山本店」。お料理はおいしかったです。(なぜかこの時期に鱧しゃぶとうどんすき) 同年代6名で二次会へ。4月に来られた課長が55歳になったらミュージシャンになる、と熱く語っておられたのが印象的でした。

 

 きょうは、きのうに引き続き、会議のための資料作成。人数をかぞえたり、計算したり。住所の変更の通知、会費問い合わせの返事の手紙を書きました。

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祝! ほよほよさんぽみちNEW開設

2014-06-09 22:45:22 | 日記

 少し前に「閉鎖します」というようなお知らせを前のところからあったのに、放置しているあいだにほんとうに終わってしまったのでした。

 

 きょう、妹ゆうゆから「ほよほよなくなったの?!」というメールが届いて、あ、そうだったと気づきました。前のページのアクセス数は10年で6万件くらいだったのですが、その5割以上はゆうゆを含む親戚だったかと思われます。滅多に更新しないのに、ゆうゆが毎日チェックしてくれていたことに驚きました。ゆうゆ、ありがとう。

 

 プロフィールの写真はいまお気に入りのゆるキャラ「しろひめまる」。このあいだ、黒田官兵衛にはまっている人と姫路にいったとき、ひとめで気に入って連れ帰りました。従妹の娘たちが「女子会旅行」に持ってきてくれた「おんせんまんじゅう」のキャラにそっくり。いつも見えるところに置いて、目があうとにっこりしてしまいます。

 

 サブタイトルの「いつでも君のこと好きだったよ」は平原綾香の歌詞から。たまたまきのう掃除用BGMとして流していたときにいっしょに口ずさんで、ちょっと泣きそうになりました。あの歌は亡くなった人への挽歌なんですね。基本的にクラシックの曲に歌詞をつけるのは好きじゃないのですが、ショパンの「別れの曲」の歌詞はいいと思います。

 

 紙と本と布類(衣類含む)だらけの自分の部屋を片付けるときは、音楽を選び、「映画モード」にして、なるべく楽しみながらやります。(普通の状態ではやる気にならない)きのうのシナリオは「出ていった恋人を待ち続ける女」。「あのひと、こんなに散らかしちゃって、仕方ないわね」(実際に台詞はいわない。言ったら変な人すぎる)的な心持ちで、ブラウスをハンガーにかけたり洗濯籠に入れたり、ハンカチを畳んだりする。(すべて女物だが気にしない) お昼を挟んで4時間演じました。茣蓙も布団も干せたし、夏物と冬物も入れ替えてすっきり。

 

 片づけていると、年賀状の束がでてきました。2006年のものです。私がまだ第一歌集『貿易風』も出していないときです。一枚一枚懐かしく眺めていました。母が私の息子宛てに送ってくれたものもありました。とても太い文字(マジック)で、「元気が一番!」と書いてあります。筆圧も強くて。人はなにかを少しずつ失いながら生きているんだなぁと思いました。

 

 夜は全国大会の葉書を出すために、歌を作りました。それから、塔に出す月詠草10首をまとめました。会費の問い合わせと寄付者一覧の問い合わせに応えて、来週の会議の資料を打ち出し、特集の原稿募集の対象者リストを担当者に送りました。

 

 ・みんなまだ失う前の賀状なり二〇〇六年柴犬笑う    

 

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