本日は引き出しテーブルの支え材が2*4材では重すぎるのでこれを3Dプリンタで作る際の悪戦苦闘を書きまする。
あれこれ試した結果、以前作ったガイドでだいたい高さも丁度いいいいことが判明
第一作はネジ穴が少ないと当時も思っていたので、すでに3点ネジ穴のCADデータが出来ていた。
なのでこれを印字するだけだったが・・・
まあ、失敗する失敗する。
反省点を先に書くと
1 ヘッドとベッドの隙間は、紙の厚さをちゃんと調べてからやること
調整の紙は、1.1mm~1.2mm厚を使うこと(たまにペラ紙がある)
紙はかすかに擦れている程度に設定すること
2 環境温度を20度超えに保ち変動させないこと
気温が20度を切る場合はエアコンを動かすか、恒温エンクロージャを被せること
である。
印刷中は暇なので、車泊Ver.1 床廃材を切り出して、100均でかった「ウオールナット・ニス」を3回塗りなどして過ごした。
-------悪戦苦闘のメモ -------
【1日目 1月27日】
まずは、穴の位置を変えようとFusion2660を起動しようとしたが、起動方法すら忘れている。
専用アプリをインスコしてたが、ブラウザ上で動くんだったかな?などと大ボケかます始末
完全に忘れてる。
起動してクラウド上のデータを見ればちゃんとネジ穴補正はし終わっていた。
よかったぁ
CURAへ転送してスライする手順は覚えてました。
3Dプリンタを起動
そもそも前々回、かなり定着が困難で手こずった記憶があるが、今回はそんなもんじゃなかった。
前回のマイクロビットケースの時には室温が21度と高くカバーまでやっている。
昼になったら、外気温は10度程度、室温は16度になったので、なんとなく始めてみた。
そもそも前回、吐出されたPLAが定着せずヘッドに引きずれれる件
今回も半端ない発生である。
こいつはDAISOのスティックを塗ることで解決できた。
ただし注意点は、毎回均等に乗りを塗ること。
水をつけたキムワイプでこすればよろしい。
次に露見したのはベッドとヘッドのアラインメント
Z軸調整はこの機種はずれないと聞いてたので、初期導入時以来やったことがなかった。
実は部屋をまたいで何度も移動したりしていてずれいたのかもしれない。
今回は使った紙が薄すぎてヘッドが造形物を削ってしまう+ガチャガチャになる問題
印刷途中を見るとものすごくヘッドが何かを引きずってヒゲが出たり壁を作ってる。
どうも、高さ調整が悪くてヘッドが造形物を溶かし掘り起こしているようだった。
台座を動かす時に印刷済み部分を溶かして溝が出てしまう始末。
スライサが思っている高さが実際と違っているようだ。
途中経過が平面にならず波打ったような出力になるのだ。
以前はきれいな斜線がクロスしていたのだが・・・
ベッド角4点を移動しアラインメントを調整するツールを使ってみる。
ツールは良好なのだが・・・調整を何度もトライするもうまく行かない。
結局わかったのは、紙厚が0.8/9mmしかなかったのが原因。本来は0.1~0.2mmの間にしろとマニュアルに書いてある。
この上が貧乏紙。薄さが目視でもわかる。
購入時に使ったアライン調整の紙。規定通り0.1mm厚であった。
私の思い込みで、紙がヘッドをズルズリと擦るのが良いと思っていたが、これも間違い。
かすかに当たる程度にしないといけない。
結局、一回目の印刷は5mm程度のところで何故か、目詰まりしたわけでもなさそうだが、吐出が止まりエア・プリントになってしまった。
【温度管理が大切】
なんとか定着しだしてヘッドの高さも適正になった。
夜になったが、そのまま印刷を継続させるには室温は10度程度まで落ちる。
これではまずいと、印刷途中からプチプチ・カバーをかけ最後まで印刷させた。
が・・・
スフィンクスみたいに情けない積層がめちゃくちゃ出て、軽くペキッと割れる。
明らかに最低レベルな出来栄え。
フィラメント保管庫内湿度は22%表示で、フィラメントの保存は最高なはず。
どうも割れたのは温度変化があった場所のようだ。
アクリル接着剤でくっつけたら強度は出た。
タンクに指の温度を伝えないように保持して吸い取り、接着部位に針を当てたら底に指を当て温度を上げ空気圧で注入する。
接着剤の取り扱いもなれました。
出来上がりサイズも、5.1mmと5.6mmだとさ。0.5mmも厚さが違う
設計は40mmのハズだが、以前のは39.99mm 今回のは40.47mmと大幅に違うし見た目でもかなり違う。
穴だって凸凹でひどすぎ。円とは言えないざま・・・
1日目は散々な目見ておしまい。
うまく行かなかった残骸たちをつまみに、宴会に突入でした。PLAはトウモロコシ原料だそうで・・・
今回あれこれ参考にさせてもらったサイト様
参考1 参考2 参考3
環境温度管理が出来てないとこういう結果になるらしい。
特に冬場のPLA樹脂の典型症状のようだ。
【2日目 1月28日】
気を取り直して2日目
昨日の失敗からエアコンで室温を21度に設定し、機械や部屋全体が温まるのを待って印刷開始
ちゃんとヘッドアラインメントも調整して望む。
うまい具合に調整して、定着もうまく行ってると端っこでゴミ掃除するラインはツチノコ状になるようだ。
これが悪いと大体ミスる。
はい、出来ました。
下左が初期作品、昨日のポンコツが下中央です。
一応4個あればスレイドレールは保持できるけど、6個運用にしようと思ってる。
1個あたり約2時間かかります。
こういうこと考えると、ネットで3Dプリンタ注文が結構な値段するのもわかる。
ある人は「請け負わない」と言ってたなぁ・・
それにもめげずせっかくの環境なので、いっきに印刷してしまえとこき使ってます。
プロットタイマーの部品
完成はいつになるやらわからんが。