A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

にんにくダレの餃子は頑固な味がする

2007-01-12 | たべもの、のみもの、お店
友人が“なかおち”と“イワシの刺身”を注文し、店主が品物を運んで来ると一言。
「こんな面倒なもの注文すんなよ!今、忙しいんだよ!」と・・・

「なぁ」と一言、友人は呟いた。
「忙しいと機嫌悪いんだよ」と言葉を続けた。

店主も友人には言いやすいようで常連客ともなるとこの洗礼の言葉を浴びるらしい。

メニューには書かれているのだが「そんな面倒な料理、今日はないよ」と言われてみたり、
餃子の取り皿をお願いしても「今、忙しいんだよ!贅沢言ってんじゃないよ!」と言われてみたり、
「今日はもう、それだけ飲んだんだからもう酒は出せないよ」などと怒られたりする。
それが一つの店主の優しさとも思えるから不思議だ。

店主の機嫌によって酒も料理も出なくなる面白い店に友人の薦めで来た。

そんな店主なのだが、この店は客が入っている。
ビールや、酎ハイ、料理の値段が安いというのが一番の理由だろう。

友人は僕に写真のにんにくダレの餃子を食べさせたいのだと言ってくれ予約まで入れてくれた。
人気のメニューで早いうちになくなってしまうそうなのだ。
「うちは予約入れるほど忙しくないよ、お前、おちょくってんのか?ったく!」と“ったく”まで言われたと話してくれた。
有り難いことだ。

にんにくダレの餃子のとなりに見える丸焦げは“ネギマ”と“皮”なのだがこの焼き加減もこの店らしい。
もちろんこれもにんにくダレ。

僕と友人はにんにくの匂いをぷんぷんさせながらビールと酎ハイを呷り、気持ちよくなった。
こんな頑固でユーモアのある店も悪くないと思う。


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