「廻せよ！廻せ！」の佐原の大祭

「廻せよ！廻せ！なにやってんだよ！馬鹿野朗！」と
「のの字廻し」の最中、上手く廻らない自分の所属する区の山車に役員がはっぱを掛けていました。





今日から３日間香取市佐原で大祭が行われます。

大先輩と３人で快晴の香取市佐原へ。
歩いていても汗ばむ陽気。

１５時ころに着いたのですが、１台の山車の「のの字廻し」が終わると山車は一休憩。

あまりに暑かったので僕たちも休憩所で一休み。

先週の成田の祇園祭で山車が一台火事になってしまったと聞きました。
原因は人形を上げ下げするモーターから発火したのでは？ということで
僕も驚いてしまいました。
若衆は泣きっ面だったとか・・・。

そんなこともあったので香取市の祭関係者に山車の値段などを質問してみました。

「山車の飾り付けにもよりますけど一台○億円ぐらいですね。まあピンキリですが
以前ですが、山車の彫り物などの飾り付けは別として総欅の骨組みだけで4,000万円でした。
それに彫り物などの飾り付け、また人形が物凄く高いです。漆塗りが入るとなお高くなります。
山車のタイヤを自分たちで買って管理して置くとそんなに取られませんが、
すぐ使えるものを買うと１つ１００万円、４つで４００万円ですね。
交換の目安は１０年に１度ぐらいです」と話していました。

成田の若衆が泣きっ面になるのも分かります。


陽も傾いた夕方。
１８時を過ぎたころから再び笛の音とともに山車が動き出しました。
浴衣を着た女性やそれに沿う男性などの見物客も増え、本格的なお祭りムードに。

山車のちょうちんにも灯りがともり夕方から夜にかけてのお祭りはいい雰囲気です。

今年は休日だったので２年振りに佐原の大祭を楽しむことが出来ました。
こんなとき「日本人で良かった」なんて思ったりします。