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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

久米邦武筆禍事件

2016年03月23日 | 宅老のグチ

久米邦武筆禍事件

すぐ前のことだが、久米事件というものを知った。日暮里の福神漬顕彰碑の揮毫者の村田保が佐賀の人だったことを思い出し、佐賀の乱のことを知りたくなった。江藤新平の記録や子孫の鈴木鶴子氏の本を読んでいると今思われているほど悪人ではないと感じる。戊辰戦争後勝った佐賀の士族がドンドン維新前より悪くなっている状況から不平が増し、説得に帰った江藤新平を頭にして反乱したと考えるほうが妥当だろう。

 このことで歴史家久米邦武が江藤新平のことを功績者として書くことが出来なくなって、詳しく知っている人しか判らないようにしたと言う。これには久米事件という神道批判とも取れる論文を史学雑誌に書いたため「神道ハ祭天ノ古俗」、東京帝国大学の職を失った。

 福神漬の関連の人は言論批判やテロの対象になる人が多く、子孫が語らなければ知らない歴史となっているように思える。

 

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