年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

「浅漬け名人 菜漬器(さいしき)」

2013年07月02日 | 築地市場にて

1万3800円で44万個売れた漬物容器。漬物業界の人ならおかしいと誰でも思うが漬物業界の消費拡大ならば黙ってしまうのが欠点でもある。
 最近の乳酸菌宣伝では腸まで生きて乳酸菌が届くという宣伝が多い。昔はただ乳酸菌の効能だけを宣伝していたようだ。
 昔から乳酸発酵した漬物はあるが宣伝下手で他の業界の宣伝から追従することが多い。「すぐき」の乳酸菌ラブレ菌もその一つである。小腸で活躍する乳酸菌はほとんどが胃で死滅している。ほんの少しの乳酸菌が食物繊維に覆われて小腸まで届いているようだ。漬物の乳酸菌は小腸まで届いていたようだ。ただ塩分の多さで嫌われていたため、効能が伝わっていない。胃の中に住み着いているピロリ菌が胃がんの発生を促進していることが伝わるにつれて漬物への風当たりが弱くなってきた。

効能が否定された漬物容器はどの位返品になるのだろうか。
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