goo blog サービス終了のお知らせ 

 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

べったら市 大正7年10月

2006年07月17日 | べったら市
大正7年10月20日朝日新聞
べったら市 昨夜の賑わい
昨夜のべったら市は久しぶりの晴天でことに夜に入って月の好い上に土曜日を持込んだので日本橋の人形町と小伝馬町を中心に左右の各町は非常の人出で10時ごろまで大いに賑わった。浅漬の相場は小1本10銭、大1本30銭内外で「大分高値のウワサであったが、夕べの相場は昨年と変わらなかった。

大正7年10月19日都新聞
大根は練馬が本場で中野街道から来る5本一把の上物28銭位、並物は15銭から16銭だが現在出回るのはワセで本当に味わうのはまだ5寸~6寸で畑の中にあるだから大根を味わうのはこれからだ。

ワセとはみの早生大根のこと。

大正7年10月20日都新聞
昨夜のべったら市は上景気
昨夜のべったら市はけ近年にはない人出であった。大伝馬町一帯は浅漬屋を筆頭に縁起物、雑貨の商人は両側に店を出し、若い衆は向こう鉢巻で「サアサア漬いたところを冷やかしてください。」名物の浅漬大根は例年に比べ5割方高かったが売れ行きも良く四方(商店)は30樽売り尽くし,梅花亭の切山椒は夜8時から9時には売り切れの札を貼り出した。夜8時から9時頃が人出の絶頂でもみ合うほど混雑し例年のとおり事故は1件もなく夜更けるまで賑わったが恵比寿神社でも開運の守りと福財布などを出していたが新道ため存外さびしかった。今夜は恵比寿講である。 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« べったら市 大正6年10月 | トップ | べったら市 大正8年10月 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。