年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

45回目の衆議院選挙

2009年08月24日 | 築地市場にて
45回目の衆議院選挙
明治23年に第一回衆議院選挙がおこなわれてから今度の選挙で45回目となる。明治10年代の国会開設運動で多数の死者が出た歴史を知ると投票する人がいないからと言って選挙権を放棄するのは苦労した人々に申し訳ない気がする。
 近代日本の政治の根本問題はエネルギーの自給(食料・燃料・国防力)である。先の大戦でも明治の時期でも国を発展させるためのエネルギーが不足していた。この自給率を上げるために様々な方法がとられた。国民を飢えさせないことために海外から米をる輸入していた。中国(当時は清国)のように欧米の理不尽な口実(アヘン戦争)で日本を侵略させないように国防力の充実をはかる。そのための軍備を整えるため無駄な正貨(外貨)の流出を抑えようとした歴史でもあった。
 今の政治の問題点は将来の希望が不在で国民の多様な要求を我慢させる政治家の弁舌が不足している。戦後日本人が食料に困っているときに、平和という明るい希望によって団塊の世代が生まれた。当時はヤミ市全盛のときで、決して豊かであったことではなかった。減税だけでは夢がない。税金を払っていない人は何も恩恵はないということになる。
 日清・日露の戦費を賄うため、酒税・砂糖税等で増税し、日本領土となった台湾で砂糖業を振興し、サッカリンという人工甘味料を禁止した。サッカリン禁止の歴史的背景はこのようことがあった。
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