今年に入って古典芸術を鑑賞している。
シルバ-パス利用なので交通費はほぼ無料。地方から上京すると交通費と宿泊費の分が掛かる。
東京と地方の格差は人の多さが文化を集積させる。人口が減ると魅力が消える。今日本が低迷しているのは海外に物を売る日本人が減ったことで、日本の物が良くても過剰品質で途上国の所得の低い人には手が出せない。戦後の日本でアメリカの商品に憧れがあったが、車に関しては大きすぎてさらに燃料のガソリンが高すぎて買えない見栄の商品だったことを思い出す。特にアメリカ車は暴力団のイメ―ジで損したこともある。
東京には多くの地方出身者がいて、所得も多い。多くの小劇場もある。地方ではTVの民放も少ない所もある。さらに広告効果も少ないので収入も少ない。
講談と浪曲は過去の日本史を知らないといけないがその上に庶民の常識を知らないといけない。30分という持ち時間が長いと感じるのは自分だけなのだろうか。定席の浅草木馬座の観客の少なさを見ると感じる。
東京は文化の選択肢が多い。ごく少人数の人に好まれる芸術も人が多いので成り立つ。この差は人口が減れば減るほど促進するだろう。
入れ墨を入れたり削ったりして体は変調しないのだろうか。頭もそろそろ梅雨入り。台風3号が発生しそう。2号で交通混乱。何か自然災害に弱くなった気がする。