年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

為替が円安で

2021年11月18日 | 宅老のグチ
築地で仕事をしていた時、円ドル相場をいつも気にしていた。中国に漬物原料の代金を送金するとき、三菱東京UFJ銀行築地支店でその日の円ドルレ-トが確定するまで暇つぶしで係の人と雑談する。どうやら送金はすぐに当座預金から引き落とされるが、それから一旦アメリカへ送金され、約定レ-トでアメリカから中国に送金される。従って手数料がバカ高い。もちろん節約する方法もあるのだが東京都の監査もあって、不正とかの誘惑に負けなかった。格好いいことだが金額と送金回数が少ないのでリスクを取らなかっただけである。為替予約というものがあって、長期の予約をして、見込みと反対になることもあった。それでも数か月先の為替予約で決算をまたぐ予約は回避していた。
 今急速な円安で、さらにコロナとエネルギ-価格の不安定で何か狂乱インフレが来る気がする。
 長いデフレで日本の40歳以下の人はインフレというものを経験していないと思う。デフレは何もしなくても現金を持っている人が有利で、インフレは現金が目減りするので値上がりしそうな商品と不動産を早めに購入すること、買ったものが下がらず、価値をインフレでも上がる見込みのあるものに替えることだった。
 このことに対処できるのは仕事をしている法人や働く個人で年金生活者はたいがい無視される。狂乱インフレで生活が困窮するのは年金生活者でソ連が崩壊した時、高齢者の悲惨さを知った。若い人は働くことで物価上昇に耐えることが出来る。
コメント
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