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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

勝海舟記念館で思い出して

2019年10月04日 | 福神漬

勝海舟の記念館が9月に開業して、そこに見に行って海舟の父の小吉の(夢酔独言)を思い出した。海舟が少年のころ犬に急所をかまれたことがあった。(天保2年)この頃小普請長井五右衛門の名前が出てきた。天保9年7月27日家督相続許可える。小普請組長井五右衛門支配。ここで勝麟太郎となる。

 平子龍先生遺事と言う文献がある。これは勝小吉が師事した平山行蔵のことで文政の三蔵(間宮林蔵・近藤重蔵)の一人である。しかし勝子吉はこの文の中でまだ長井五右衛門が平山行蔵の弟子として有名な相馬大作を逮捕したということは書かれていない。(鶯亭金升日記・岩手県史)特に岩手県史では長井がワイロをもらって相馬大作を捕まえたという。武芸に秀でていた相馬大作は抵抗することもなく逮捕され処刑されたという。

大日本近世史史料 柳営補任 7巻 2 110頁

 長井五右衛門昌純 文政8年12月24日 御先手加役より小普請へ

          天保9年10月24日卒(死去)

 これで文献上、勝子吉の夢酔独言の長井は一致する。このことは鶯亭金升は知っているとは思えない。

 

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