年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

江戸の火事と沢庵漬

2018年07月02日 | タクワン

昨日のNHK夜9時からの放送で江戸の火事を取り上げられていた。深川の江戸資料館の八百屋を再現していた所に沢庵漬が販売されていた。江戸の人たちは長期に漬け込みが必要な沢庵漬は火災時、重石のために移動できず、自家製にすることもなく郊外の火災の被害の少ない練馬とか板橋から購入していたようだ。郊外の農民は江戸の下肥(人の排泄物)を利用して、連作障害となること避けていた。この下肥を運ぶ風景は第二次大戦後もあって、黄色い車体の西武鉄道は色々比喩されていた。東武鉄道も同様の事業を行っていた。今は鉄道による下肥輸送のことを知る人もなく黄色い車体の電車に乗っている。

 郊外と江戸との関係は漬物などの自家製の食品であるのに文献として残るのは火災と言う都市災害から来た事を知らないようだ。

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