年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地市場の空気は誰も解明できない。

2017年04月05日 | 築地市場にて

日々変化する築地で外部の人にはわからない空気がある。結局豊洲へどうして移転地になったか都議会が解明できなかった。当時のことを知っている築地の人も少なくなってしまった。安易に築地市場再建を主張しても設計図を作るための市場人への聞き取りだけで少なくとも5年はかかる。ネット時代の市場という仕組みが存続するかどうかの議論から始まり、それに民営化論が混じり、大正時代に作られた時代遅れの規制が残る中央卸売市場法の抜本的名改正も予想される。そのような予想の中新しい築地市場の議論は長引くことは必死である。少なくなった築地市場の得意先を取り合う競争が激しくなり、築地市場再建会議の開催はゆっくりしたものになる。何か強制するイベントが無ければだらだら会議が進み、東京都の職員の2年での担当交代でさらに遅れる。

 レトロな建物で時代劇が毎日演じられている。決断できない都知事の下、終幕予定はない。目に見える昭和以前の日本が築地にある。ネットが一番使われていない築地で手書き伝票と現金が今でも現役である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする