築地は庶民の台所か？

築地は庶民の台所か？
最近の築地市場売上報告の状態から、景気状態にかなり影響されていて、庶民の台所という名称は外さねばならない。高い商材は需要が弱く、価格が低迷していて荷動きも悪い。庶民の台所ならば低価格の商材が大量に動くとこだが残念ながら今の築地には対応できなく場外業者の活躍の場となっている。築地で対応しているのはこだわりの高級なところで決して庶民の頻繁に行く所を相手としていない。さすがに長い不景気でバブル時１４００軒近くあった水産仲卸が今では８００弱まで減ってしまった。この間東京都心の住民は増えているので、基本的な需要が減ってはいない。むしろ増えている需要に対応できないで逃している。庶民の台所などと言っている人は今の築地の仕事がわかっていないともいえる。この不景気は社用需要を当てにしている築地が一番こたえている。