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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

山岡鉄舟の書

2009年05月29日 | 福神漬
山岡鉄舟の書
骨董の相場で山岡鉄舟の書の価格が安い。一説には百万枚以上の書があるという。池之端酒悦主人と山岡鉄舟と交友があったというがどのような交友があったのだろうか。山岡鉄舟は頼まれれば嫌ともいわず書を書いていたという。書のお礼を旧幕臣の関係者や遺族に援助していたという。彰義隊の墓のある円通寺仏麿和尚はある時、三河屋幸三郎に金の無心をした。幸三郎は彰義隊の人のために金を出した。また少し経って和尚から金の無心をされたので前の金がどうなったのか尋ねたら『酒を飲んで使ってしまったと言う』いうのでまた金を出したという。こんな事が続いて、幸三郎があきれて円通寺仏麿和尚と疎遠になった。しかし和尚は幸三郎の金を彰義隊の遺族に渡していた事が後に解り仲直りしたという。同じような話が多数あるが維新後堂々と新政府に反抗した彰義隊遺族を支援する事は出来なかったことが背景としてある。同様に池之端守田宝丹主人も上野の彰義隊の墓守人を密かに支援していたという。
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