Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

秋を代表する菊の仲間たち 

2010-10-21 22:21:09 | 自然の恵み
桜は春、菊は秋を象徴する花です。

手間暇かけて最も造形的につくりあげた鑑賞的園芸種の菊は、とても身近な野の花とは無縁に感じますが、まさしく秋の代表的な魅力ある花には違いありません。

比較するのも何ですが、我が家の庭で雑草扱いされている野生的な菊の美しさも又見逃せません。

総称として「和菊」といわれる鑑賞用の多年草植物の種類と、ヨーロッパに渡って改良された「洋菊」とがあるそうですが、我が家の庭に咲く野菊の種類は、さっぱりわかりません。

日本には350種くらいの野菊が自生しているそうです。
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まだ、似たようなのがありますが、いろんな姿があって楽しめます。

日本で鑑賞用の菊栽培の愛好家は多く、日本各地で品評会があるのは、平安時代から薬草や鑑賞用として栽培され親しまれてきたからでしょう。

それに又、鎌倉時代の初め後鳥羽上皇の好みで「菊紋」を天皇家の家紋(十六弁八重表菊紋)としたことが現在に至っていることにもあるようです。

なぜ十六弁なのかは知りませんが、天皇家の家紋に似ている菊紋でも、はないというより使わないのでしょうねー。十六弁禁止かも。

菊の花言葉の「高貴」は、なるほどと納得します。

高貴とは関係なく、庶民的に咲く野菊に最も親しみを感じながら、秋の庭で交雑種で無名の野菊を眺めています。
菊は奥がああ深くて足を踏み込めない世界に思えるのですが、もう少し菊についての知識を深めなくては・・・とも思うのです。