Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

卒業式での作法

2009-03-19 21:44:39 | インポート
当地の小学校の卒業式が、今日一斉に行われました。

参列の招待があった母校に出かけ、久しぶりに懐かしい卒業式に触れることが出来ました。

              ?

行儀よく参加する在校生と、緊張な面持ちの卒業生が、厳粛な雰囲気の中で行われるのを見て、おおいに感ずるものがありました。

卒業証書授与式なので、卒業証書の受け渡しがメインと考えればで、よく訓練された形式的な儀式で終始進められる点に関心があり、注目しました。

全国的に全ての学校で行われているとは限らないので、狭い認識での個人的見解ですが、いちいちステージ中央に向かい直立することは、一般社会では既に行われないけれど学校には残っていると感じました。

もしかして昔ステージ中央奥に「御神影」があったための作法が残っているのだと思われます。

儀式最初の国歌斉唱で全てフラッグセレモニーは終わっているのですから、大人がステージに登壇する度に、お辞儀するのも「御神影」のなごりだと思います。

学校にはステージに必ずと言っていいほどに、大きな演題がありますがあ、これを挟んで卒業証書が授けられるのも学校独特の作法かもしれません。

近代的な教育がなされている割には、卒業式だけが古くさい卒業式用の作法が部分的に残っている点ではのは、滑稽にも感じました。

昔の古いしきたりの謂われが伝承されずに、形式的所作だけを引きずっているように思えるのは、私だけなのかなー。

現代の一般社会に通用する自然体での基本的な所作を身につけさせる方が、国際社会で活躍するはずの公民を育成する公教育の大切な仕事ではありませんか?。