Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

・・・してもらってもよかったですか

2009-03-17 22:37:49 | ことば
English

お願いする時に「・・・・お願いします。」とか「・・・・してください。」と丁寧な言葉として教えられ、又それを次の世代に伝えてきました。

なのに、最近は同じ意味で使われ出している「・・・・してもらってもいいですか。」「・・・・してもらってもよかったですか。」と、違和感があって馴染めない言い方が気になります。

「コンビニ言葉」が話題になっても、いっこうに広がってしまっているので、これも認知されているようですが、この「・・・・してもらってもよかったですか。」には、イカガナモノカと思っています。

外国人に日本語で「・・・・してください。」をどのように教えているのかの例えで、「私はあなたの名前を持っていいですか」(こんな日本語はないけれど)は、May I have your name?だと覚えていたので、 英語訳をそのまま使っているのかな-と推測します。

アメリカで入手したハンドブック「JAPANESE PHRASEBOOK」のよれば、May I/ Do you you mind? はYorosii desu ka?とあるのを例として、参考にしてみました。

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Please wait here.は、koko de matte ite kudasaiとかJust a minute.は、chotto matte kudasai.ですが、最近の日本では「ちょっと、待ってもらってもいいですか。」で、その場面によっての使い分けで「ちょっと、お待ちいただいてもよろしいですか。」「少々お待ちください。」など丁寧さの度合いで多様に使われます。

「いい」「よかった」などは、丁寧に言う時「よろしい」の方が個人的に好きです。

こんなことを考えながら、今日は歯科医で約2時間の怪奇音と痛みに耐えながら治療を受けていました。

なにせ、じっと大口を開けるだけの長時間なので、その間つまらないことを、いろいろひねくって考えていたのです。

治療の途中で歯科衛生士から「口をゆすいでもいいですよー。」とやさしい口調で言われた時に、まともに応答しようとしました。

口の中をいじくり回されているのだから、ゆすぎたい気持ちいっぱいなのだから、ゆすいでもゆすがなくてもいいよって言う意味ではないよねー。

「口をゆすがないでください」と言われていたわけでもないのだから?許可をくれたみたいではなく「ゆすいでください。」なのになー。

今度は、上下の歯の間に綿のようなものを入れ「ゆっくり噛んでもいいですよ。」だって。「噛んでください」だろーがー。

次の治療日を決める時「今度の水曜日はよかったですか?」だって。それを言うなら過去形ではなく「よろしいですか?」だよーねっ。

エコノミー症候群ならず、デンテストリー症候群?的状況手前のストレスがたまった心理状態だったため、私にとっては異様な日本語に、いちいち反応してしまいました。

現在、学校教育での教科書で教える日本語(国語)教育や家庭で保護者や家族からの口伝えの日本語は、どのようになっているだろうか?。