異常気象で秋色異変か

　昆虫や野鳥の現れ方が、例年と異なる今年の自然現象が気になっている。
　特に黄色い葉が極端に少ないのは、先日の旭岳の麓で見た紅葉の彩りの物足りなさでも感じていたし、紅葉の季節なのに、彩りがいまいちなのは、同じ場所でスケッチしてみると、よく感じることだ。

　12日は正午近くの土砂降りを避け、一時公園内の食堂で雨宿りついでに熱いラーメンを食べた後で絵を描いた。
低温の天気予報を信じて、完全な冬支度の出で立ちなのに、2時間以上も定位置にいることは寒さでつらかった。
　雨が上がって午後から信じられないほどの晴天になったが、寒さで人出はまばらでうら寂しい公園の池端で見る紅葉も、とびっきり美しいはずの秋色には思えなかった。
　自宅に帰ってから、手を入れてみたが例年のような、目がさめるような秋景色にはならなかった。

「常盤公園池端」27×24cm水彩（部分）