稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

映画「おっぱいバレー」(2008年)

2013年01月04日 | 日々
 BSで映画「おっぱいバレー」をみる。 

 やる気のない中学男子バレーボール部の顧問に就任した若い美人教師寺嶋。
 なりゆきで「優勝したらおっぱいを見せてあげる」という約束をしてしまうことに。
 それからの猛練習・・・。

 ストーリーは他愛ないものながら、なんとも着想がおもしろい。



 しかしこの美人教師、転任前の中学校で女子生徒たちにロック・コンサートにいっしょに行こうと約束。
 が、伝え聞いた管理職に「受験前の子どもたちがロック・コンサートに行くのはいかがなものか。寺嶋先生がいっしょに行こうと言ったそうだが本当か?」と問い詰められる。
 そこで「イエ・・あの・・」と否定。
 裏切られた女子生徒たちから「ウソつき」と言われた苦い前歴が。

 さて、おっぱいを見せる約束は校内でうわさとなり始めてしまう。
 寺嶋はここでもバレー部員とともに管理職に呼び出され、「うわさは本当か?」と問い詰められる。
 が、寺嶋は迷わず「約束しました」とありのままに。

 追い詰められれば人は弱い。
 自分を守るためについつい・・・とはよくある話。

 他愛ない映画ながら、そこがキラリと光る。



 そういえば、昨年の国会で新規大学認可をめぐって文科大臣、猛反発に会い、突然の前言ひるがえし。
 結局「私は言った覚えはない。事務方の誤解」ということで、わかりにくい結末に。
 でも、大臣が保身のためにその責任を事務方になすりつけたのだったとしたら「ウソつき」だ。

 時代や場を問わず、人との関わりの中にあふれるこうした話。
 だからこそキラリと光る。 
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