稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

戦後昭和の記念碑「愛と死みつめて」

2016年02月19日 | 日々
 BSで「あの人はいま」。

 そのなかになつかしの歌手 青山和子。

 もう69歳になるという。
 今は都内でスナック「マコとミコ」を夫婦で経営しているそうだ。

 時々歌手としても活躍しているとかで、温泉地での映像が流されていた。

     

 1964年のベスト・セラーとなった「愛と死をみつめて」。

     

 難病のミコと彼女を励まし続けた中央大学の学生 マコとの実際にあった純愛。
 ミコの悲しい死、その話に日本中が涙したのもなつかしい。

 この物語は映画化され、またテレビ・ドラマでも。

     

 さらに、歌になって大ヒットしたが、その歌手が青山和子。

 後で知ったことだが、作詞は当時明治大学の学生だった大矢弘子さん。

 この歌詞、おそらく出版された本の中から得られた断片からねりあげたものだろう。  

 「二人の愛はとわに咲く」といったあたりはやや紋切型ながら、それでも
 「はかないいのちと知った日に いじわる言って泣いたとき・・・」
 「二人で夢みた信濃路を 背負って歩くと言った…マコ」

 このあたりは具体的でとてもよくできている。

 「ミコのいのちを生きて…マコ」という歌の締めくくりは胸に迫る。

     

 「そうや、次のカラオケでは!」
 と思うけれど、この歌、「なりきって」しまうといつも泣けてしまうのだ。

 なつかしい戦後 昭和の記念碑のひとつともいえる物語、そして歌だった。
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