村山君のこと
その昔、ぼくが中南米フォルクローレのバンドを組んでいた頃。京都産業大の学生の中にもグループがあり、そこに村山君(仮名)もいた。
和歌山県出身で、確かケーナを吹いていた。
その後、村山君とは年賀状だけの細々たるつきあいとなってしまっていた。
が、最近「村山君は○○社串本支店長らしい」という人づての話。
訪問
先日、郷里串本へ帰省した折、その支店を訪ねてみた。
支店内を見渡したが、それらしき顔は見えない。
伝え聞いた話はまちがいか?と思ったが、受付で「こちらの支店長は村山さんでしょうか?」と尋ねる。
「そうですが・・・」との答え。
受付員は奥の上司らしき人に取り次いでいる。
『(アッ、あの顔や、村山君や)』とぼくは気づく。
なんと、小柄で痩せ型だった村山君、顔は丸々し、背広もきゅうくつそう。
その村山君、「??」という顔でこちらへ近づいてくる。
そうしてやっと破顔。ようやくぼくに気づいたようだ。
何十年ぶりの再会を喜んで
突然の訪問だったため、あいさつだけして帰るつもりだったが、応接室に通され、ついついお互いの近況を長々と談じることに。
「神田さんが串本出身とは知りませんでした。顔も変わられましたねえ。街で会ってもわかりませんよ。」
「いやあ、村山君こそ」等々。
顔
人の顔というもの。永らく会わぬとホントにわからない。
ぼくらは旧知の人と気づかぬままに、すれ違っているのかも知れない。
(和歌山 串本の町)
その昔、ぼくが中南米フォルクローレのバンドを組んでいた頃。京都産業大の学生の中にもグループがあり、そこに村山君(仮名)もいた。
和歌山県出身で、確かケーナを吹いていた。
その後、村山君とは年賀状だけの細々たるつきあいとなってしまっていた。
が、最近「村山君は○○社串本支店長らしい」という人づての話。
訪問
先日、郷里串本へ帰省した折、その支店を訪ねてみた。
支店内を見渡したが、それらしき顔は見えない。
伝え聞いた話はまちがいか?と思ったが、受付で「こちらの支店長は村山さんでしょうか?」と尋ねる。
「そうですが・・・」との答え。
受付員は奥の上司らしき人に取り次いでいる。
『(アッ、あの顔や、村山君や)』とぼくは気づく。
なんと、小柄で痩せ型だった村山君、顔は丸々し、背広もきゅうくつそう。
その村山君、「??」という顔でこちらへ近づいてくる。
そうしてやっと破顔。ようやくぼくに気づいたようだ。
何十年ぶりの再会を喜んで
突然の訪問だったため、あいさつだけして帰るつもりだったが、応接室に通され、ついついお互いの近況を長々と談じることに。
「神田さんが串本出身とは知りませんでした。顔も変わられましたねえ。街で会ってもわかりませんよ。」
「いやあ、村山君こそ」等々。
顔
人の顔というもの。永らく会わぬとホントにわからない。
ぼくらは旧知の人と気づかぬままに、すれ違っているのかも知れない。
(和歌山 串本の町)
同級生がやってる居酒屋に飲みに行くと
25年振りに同級生にあったりしますが
顔は憶えてるのですが名前がでてこなかったり(笑)
ついこの間も。向こうは憶えてると申し訳ないです。
あとたまたま出会っても「あの人、同級生だっけ?」と自信がないから声をかけなかったり(笑)
確かにありますよね。
でも、是非再会したい人。だんだん年をとると、いつかそのうち・・・という再会願望もズルズル、結局、会えなくなってしまうのがこわいです。
ぼくも若くはなく、動き回れるうちになるべく願望を果たしたいと思っています。