稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

吹き荒れるもちつき自粛旋風

2016年12月22日 | 日々
 冬の話題、今年もノロウィルスによる中毒。

 ニュースによれば、今年は進化したノロウィルスが猛威とか。

 感染源にあげられているひとつがもちつき。

 その理由は、たくさんの人が関わること、手が触れる工程が多いことなどによるそうだ。
 これをうけて、全国的にもちつきを自粛する動きが急だ。

     
       ( 「ほいくらいふ」から借用 )

 思い出すのは20年ほど前だったか、堺市でのO157事件。
 当時、ぼくは仕事で野外での食事づくりのイベントにかかわっていた。

 食中毒をうけ、全国的に野外食事イベントなどは軒並み自粛。

 ぼくらの関係者から「どうしよう、中止しては?」などの声。

 ぼくはO157の特性について保健所への相談を含め、自分で調べてみた。
 その結果、O157は必要な衛生管理を徹底すれば大丈夫という確信を得た。

 が、上司は「こんなときやからやめよう」。
 その他の関係者たちも異口同音。

 ぼくは情けなかった。

 どこがどう危ないのか、自分で調べたん?
 みんな世間の動きに無批判に同調しているだけではないの?

 と抗ったものの、結局、予定していたイベントは中止に追い込まれた。

     

 もちつき大会にかかわっている人々にぼくは伝えたい。

 食中毒は防げる。
 この食中毒の特性を理解し、関係者が衛生管理を徹底すれば必ず。

 「正しく恐れよ」
 まさに名言なりの感。

 それにしても、食中毒をを含む病についての未開風とすら見える恐れ。
 情報豊かな今も昔も大して変わらないのが不思議。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アジングの達人に出会ったが | トップ | 糸魚川市の火災 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々」カテゴリの最新記事