稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

垣間見る校閲の世界 そのおもしろさ

2016年10月23日 | 日々
 10月5日
 ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」が始まった。

 新聞での事前紹介で、校閲の仕事の分野を土台・・・興味深いとあった。

 もともと、言葉それ自体はぼくの関心事。
 そんなことから、このドラマをみることに。

 主人公の新人 河野悦子が校閲部に配属されたところで示された例示。

「満天の星空」
「満天」も「星空」も空を表す言葉。
 したがって両者を並べた「満天の星空」は重複。
「満天の星」とすべき。

 なるほどなるほど、言われてみれば・・・。

 いや、このドラマはおもしろそうと続けて観ることにした。

     
      ( 校閲部の風景 )

 すでに第3話まで放映された。

 当初ぼくがイメージしていた誤字、脱字、誤植の訂正などの校閲作業。
 実際はそれにとどまらない。
 文章の流れ全体の矛盾点にまで作業の対象は及ぶ。

 校閲者の基本姿勢としては、感情移入せず冷静に等々。

 なるほど、この作業、かなりの知性と教養を要するものと実感する。
 とてもおもしろい。

     
    ( 刷り上がった本の表紙に重大な校閲ミスが発覚 )

 ただ、ドラマのドタバタ風の雰囲気。
 それに新入社員 河野悦子の上司、先輩への歯に衣着せぬ物言い・・・。 

 これって現実にはありえない。
 安物の芝居風の展開はいただけない。
 
 が、そこが人気だというならそれもやむなし。

     
   ( 配送直前 校閲ミス箇所に徹夜でシール張り )

 ともかく、ぼくらには縁のない校閲の世界、それを垣間見たいという思いでいっぱいだ。

 期待!
コメント
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