稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

再会 琵琶湖のデカネコ

2016年10月21日 | 日々

 ほぼ半年ぶりの本格的な腰痛。

 釣りは自重の禁欲的な日々。

 久々に琵琶湖 近江舞子をブラリ。

 突堤の上にあのデカネコ ゴロウマルがいるではないか。
 昨秋以来一年ぶり。

 そばに座り、「ゴロウマルッ」と呼ぶとニャーン。
 頭をなでるとゴロリと自分でひっくり返った。

     

 ウーン、やっぱりデカい。
 顔がメスのような細面でなく、横に広がっている。

     

 なでるとザラザラ。
 これはやはり飼いネコの毛並ではなさそう。

 若いバサーがやって来た。

「アッツ、こいつ、また居るッ」といまいましそうに言う。
 ネコの頭を軽くピシャリ。

「どうしたんです?」と尋ねると
「先週、ぼくの釣ったバスをくわえて、走ったんですよ。
 釣りバリがついたまま。」

「で、どうしたんですか?」
「仕方ないので、ラインを切りましたんや」
「エッ、するとハリは?
「こいつの腹の中やと思いますヨ」

 いや、ひどいものだ。

 ゴロウマルを見ると、もう寝ている。

     

 大丈夫かな。
 無理をしてでも釣りバリを外してやればよかったのに。

 しばらくバス釣りを眺めていたが、気がつくとゴロウマルはもういなくなっていた。
 やっぱりネコは礼節を欠く。
 
 
コメント (2)
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