稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

異聞 クエ鍋

2011年12月03日 | 
梅田の居酒屋
 仕事帰りに東京の同僚らと居酒屋へ。
 ビル地下の一角。
 肩に大漁旗を背負ったかたちで乾杯。
 ぼくらの座っているのは店内ではなく、ビルの通路部分というのがおもしろい。



 ここは和歌山の魚を直送している店。
 イガミ(ブダイ)やタカノハも並ぶ。店主の紀州弁ともどもなつかしい。
 ガシラのつくり。これはぼくには珍しい。



 ガシラはどこから
 店主にガシラはどうやって獲れるのか尋ねた。
 「それは伊勢エビやらといっしょの刺し網やね」
 『そうか、釣るわけではないんや』

 クエは?
 もうひとつ、クエの話を聞いた。
 和歌山県ではクエ鍋を食べさせるところがある。
 わからないのは、クエは釣っているのか、網か?
 岩礁にいるクエ、網ではむずかしかろう。
 店主
 「さあ・・・。しかし今は和歌山でもマボロシの魚。県内でもほとんど穫れん。
 最近は五島列島方面から取り寄せてるっちゅう話やね。」とのこと。
  『そうか、地元でも釣れんのかあ』



 なつかしいクエ釣り
 小学生の頃、郷里串本でクエの子を釣ったことを思い出す。
 小さくとも、クエとなるとうれしかった。
 今は滅多に釣れないという。あれも今やまぼろしか。
 「磯ヤケ」が原因と聞いたが、なぜこうも荒れてしまったのか。
 さびしいかぎりだ。
コメント (4)
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