稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

京の紅葉 落葉舞う 

2011年12月06日 | 日々
 先週、東京から出張で京都にやって来た同僚たち。
 彼らの話では、京都ではホテルがとれず、やむなく大阪で泊まったとのこと。
 紅葉どきの京都は観光客であふれる。

 その京都市内も人波が引き始めた。
 紅葉の季節も峠を越したのだ。 

 このイチョウも葉はまばらに。



 下には黄色いじゅうたんの輝き。



 一方、モミジも同じ。葉はまばらになってきた。
 夕暮れの西陽にすかしてみると、この彩りはなんとも華やいだ気分にさせてくれる。



 山道も夕方の木漏れ陽で赤いじゅうたん。
 この時季、この時間帯に際だつモミジの顔。



 行く秋。
 とどめておけない、という当たり前のこと。
 それが最後の姿をいとおしませる。

 ただ、紅葉はモミジばかりではない。
 山々はその鮮やかさを刻々失いつつも、今しばらくはゴブラン織りのようなにぎわいを保つ。



 客寄せのために造り上げられたのではない、あるがままの広葉樹林。
 ぼくにはそれら木々の名前はよくわからない。
 が、山に入ると、とにもかくにも種々様々。
 その多彩さが紅葉の色合いを豊かに見せる。
「みんなちがって、みんないい」との詩句。ここでもまたそうなのだと納得する。
 どの地方でも個性的な色合いを見せているはず。それを見て回るような旅をしてみたいもの。
 
コメント
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