稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

京の紅葉 余話「仕事はつらいヨ」

2011年12月01日 | 日々
 先日、八瀬の紅葉を見たときのこと。

 住宅街の外れにオレンジ色の観光バスが停車。
 運転手が一人、ハンドルに顔を埋めるようにして寝ている。
 こんなところで旅行客待ち?と思いながら通り過ぎる。

 1時間近くたって、ぼくが紅葉を見終えた頃、京都バスの停留所に一団が集合。
 停留所の真ん中を少し外したところ、というのが「遠慮」を物語る。

 

 そこへ先に見たオレンジ色の観光バスが到着。
 「あっ、さっきのバスや。1時間も待ってたんや」 

 その先のコンビニ、ここには「観光バス進入禁止」の貼り紙。
 コンビニにすれば、限りある駐車場。観光バスに便利使いされては迷惑だ。
 が、こうした貼り紙があるということ。放っておけば観光バスが次々入り込んで来るということなのだろう。



 けど、看板にもかかわらず、観光バスが1台入っている。
 しばらくすると、ガイドに導かれた一団が到着。



 みんなバスに乗り込む。
 この観光バス、コンビニに事前に了解をとりつけていたのかも知れない。



 駐車スペースがないこのあたり一帯。
 ちゃっかりと言うか、苦肉の策と言うか、使えそうな場所をうまく使っているわけだ。

 財政厳しい京都市は「5000万人観光都市」を目指しているそうだ。
 しかし、狭い京都。こうした観光基盤整備の課題はいっぱいありそう。

「とにかく現実は現実!」と割り切って、プランを練り上げる企画者、運行計画を立てるバス会社、運転手・・・。
 厳しい中でツアーをひっぱる者はホントにたくましい。

 裏を返せば「仕事はつらいヨ」かな。

 お仕事ご苦労様です!
コメント
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