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稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

小川と小川温泉

2018年01月18日 | 
 雪国の温泉ツアーに参加。

 初日は富山県朝日町にある小川温泉。

 列車から眺める富山の雪景色はすばらしい。

     

 一面の雪原、その彼方に肩を寄せ合うように家並が見える。

 日本の原風景といわれるものだろうか。
 もっとも南紀育ちのぼくにとって、これは原風景とは程遠いものながら。

 さて、14時半、小川温泉に到着。

     

 この温泉は小川という川のほとりにある。

 時間が早いので外を歩いてみた。
 
 が、山道にあるという洞窟温泉(天然記念物指定)。
 雪が積もってまったく歩けない。

         

 川下はというと、長いトンネルを抜けなければならず、これは危ない。
 冬季は袋小路のようなところで、結局 散策は断念。

 ホテルで釣りについて聞いてみた。

「ここ小川は朝日岳を源流にする川です。
 イワナとヤマメが釣れます。
 上流の方は漁協の管轄外なので無料です。
 毎年、大阪から来る人がいっぱい釣って帰りますよ。
 ただ、急峻な川ですので、イワナはいったん下流に落ちれば上がれません。」

     

 ぼくの目に映るのは平坦な川だが、入ってみると違うらしい。 

 小川の本流よりも支流がよく釣れるという。

 いやあ、富山のイワナ、あこがれる!

 もっとも教えてくれた人は釣りはしないということなのでどうか?

 両手の人差し指を大きく広げ
「こんなイワナが・・・」と言ってはいたが・・・。

     

 ところで温泉。

 ありがたくも、ここはかけ流しの温泉(塩化物泉)なのだ。

     

 久々に心ゆくまで満喫。

 こんなところをベースにイワナ釣りができれば最高なのだが。
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大山 木谷沢渓流を訪ねて

2017年05月17日 | 
 大山(標高 1729メートル)の観光ツアーに参加。

 今回の期待は木谷沢渓流。
 なんでもサントリーの天然水のCMに使われた渓流らしい。

 さて、現地に到着すると確かにすばらしい。

    

 さほど広くはない流れながら、水量が豊富。
 しかも、あたりの岩はみんな苔に覆われている。

 まわりの木々の幹にも苔がいっぱい。

 このあたりがとても湿潤であることをうかがわせる。

     
      ( 川のほとりのサワグルミ )
  
 この渓流にはトラウトがいるらしい。

 ぼくもあちこちで目をこらしてみたが、確かめられなかった。

   

 ただ、少し上がると立派な堰堤。

   

 これにはがっかりした。

 もっとも、大山はガレ場の多い山。

 効果のほどはともかく、砂防措置がとられるのもやむなしか?と。

 鍵掛峠からは大山の雄大な姿。
 壁、あるいは屏風のように見える。

   

 そこからの道中ではブナ林が広がっていた。
 ここは西日本最大のブナ林だそうだ。

 こういうところでじっくりブナ林を見てみたいところ。
 が、そこはツアーの悲しさ、バスはビューンと過ぎ去ってしまった。

 ホテルに入って夕刻。
 部屋から夕陽に照らされた大山が見える。

   

 ここからの眺めは先ほどの大山の姿とはまったく別物。

 この姿こそ「伯耆富士(ほうきふじ)」と呼ばれるもの。

 大山の渓谷でイワナに出会いたいものだったが・・・。
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紅葉ツアー余話 中国からの客人たち

2016年11月08日 | 
 先日の紅葉ツアーでの話。

 奥軽井沢に泊まったホテルは異国情緒あふれる建物。
 
     

 ここでは、中国からの団体客も入り、とてもにぎやか。

 さて、ホテルの温泉に入ろうとエレベーターでその階へ。
 扉が開くと中国人らしき団体客が戸口にいっぱい。

 ぼくらはエレベーターから外へ。

 半分あまりの人が外へ出たところで、中国からの一行がもうドヤドヤと入ってきた。
 これには閉口。

 いやな感じ。

 翌朝、バイキングの朝食会場。

 それぞれ皿に自分の食べ物を盛って歩く。

 そのとき、ぼくの肩に人があたった。

 ぼくは思わず「あっ、ごめんなさい」。
 と同時に相手男性も「SORRY!」

 中国人だろうか。
 ぼくの顔を見ながら実にすまなさそう。

 が、この瞬間に前夜のエレベーターでの不快感も消えた。

 異国の人とまみえることのむずかしさ、あやうさ。

 お互いさまなのだろう。
 それでも気づき合い、親しみが芽生えれば・・・という感を深くした次第。

     

 ( なお、この客人たち、中国?台湾?、よくわからない )
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惜しいかな 陽光なき紅黄葉

2016年11月05日 | 
 奥只見湖

 紅葉ツアーの三日目は奥只見湖から。

 ここは6年前の10月中旬に訪れたことがある。
「絵葉書のような紅葉・・・」とかいうツアー名だった。

 なんのことはない、そのときは少しも紅葉しておらず、参加者一同憤懣!

 ところが今回の奥只見湖。

     

 紅葉しているどころではない。
 山の上の方はもう幹と枝だけ。

 それでも遊覧船でめぐるとなかなかのもの。

     

 ここはカエデだろうか、ところどころ赤い葉も混じり、湖岸を彩っている。

 同じ湖岸でも岩盤のところは低木群。
 それでもみんな橙色に染まっている。

     

 気が付くのは、ここが天然林であること。
 山の色づきが、植林の深緑で不自然に寸断されていないのだ。

 これこそ本来の秋の山のにぎわいなのだろう。

 どんよりした空のため、鮮やかさがいまひとつ感じられないのが惜しい。

 田代ロープウェイから苗場ドラゴンドラ

 続いて新潟県湯沢町。

 ロープウェイで田代高原まで一気に上がる。

          

 急斜面の自然林はすごい!
 が、ここでも紅葉はもう下り坂。

 あいにく雨が降ってきた。
 陽が射しておれば、すばらしい眺めだったろうに・・・。

     

 苗場の「ドラゴンドラ」に乗り換え、約5キロメートルの「空中散歩」

 雨にかすむが、カラマツの群生林は圧巻!

     

 この天候、まことに惜しい。

 八ッ場ダム

 今日の予定は終了し、ホテルに向かってバスが出発。

 途中、八ッ場ふるさと館で休憩。

 バスガイドの話では、ここが八ッ場ダム工事現場のそばだという。

 急いで吾妻川にかけられた新しい橋に向かって歩く。
 「ここがその現場なのか」と感慨もひとしお。

     
       ( 群馬県長野原町 )

 はるか下の河原で工事が続いている。

 長きにわたる反対運動、民主党政権になってからの中止・続行の混乱。
 今でも投げかけられる「ホントにこのダムは必要なのか?」という疑問。

 ・・・なにか暗澹たる気分だ。

 橋の上流に目を移すときれいな渓谷だ。

     

 天然林の豊かなV字谷。
 ダム完成後、この景色は残るのだろうか?

 短い休憩のあと、バスはホテルへ。

 浅間の山麓、今夜も厳しい冷え込み。
 冬用のコートをもってきていてよかった。
 
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なかなかの温泉 大湯

2016年11月04日 | 
 紅葉ツアー二日目。

 JRの飯山線 戸狩野沢温泉駅(長野県飯山市)で、バスから列車へ。
 森宮野原駅(長野県栄村)までローカル線の旅。

 千曲川沿いを走る一両だけの列車。

 とくだん紅葉がきれいだというわけでもない。

 ただ、下車した森宮野原駅には「日本最高積雪地点」の標識。
 昭和20年のことながら、7.85メートルというからすごい。

      

 ここは日本有数の豪雪地帯なのだ。

 さらにバスで県境を越え、新潟県 南魚沼市三国川ダムへ。

 ここは紅葉の名所、通称しゃくなげ湖

     

 というが、曇っていることもあり、パッとしない。

 今日の予定はこれだけ。

 ホテルに向かう道で見る南魚沼の民家は興味深い。

 高床式で1階は車庫や物置。
 2階、3階が居住部分。
 玄関へはコンクリートの階段を登って入るという構造だ。

 バスガイドの説明では、毎年、屋根からの落雪などで窓ガラスが割れないよう板囲いをする。
 それががもう始まっているという。

          

 あらかじめ屋根に固定された雪おろし用はしごなどもこのあたりの標準仕様。

 雪国育ちの年輩バスガイドの話。
「私は子どもの頃、父から嫁ぎ先は少しでも南へ・・・と言われました。
 それほどに雪深さは大変な苦労だったんです。
 親としては少しでも雪の少ないところに行かせたかったようでした。」

「雪おろしを始めるには時機というものがありました。
 少々ならかまいません。
 でも、雪の重みで家がきしみ、障子やふすま、扉が動かなくなり始めます。
 これが雪おろしの時機なんです・・・」と。

 一同「ホーッ」
 雪深い頃のこのあたり、実際どんな風なのか、一度見てみたいものだ。

 さて、今夜の宿、越後大湯温泉郷に到着。
 あちこちに旅館・ホテルがある。

 目の前に古そうなマンション風の建物。
 ホテルの従業員に「あれはマンションですか?」

「いえ、ホテルです」

「廃業されたんですか?」

「いえ、営業しています」

 何か廃墟のように見える。
「最近、少しずつ廃業するところが出ています」とのこと。

 以前泊まった秋田の男鹿温泉の雰囲気に似ている。

 さて、温泉。
 このホテルでは、53℃、48℃、30℃の三つの源泉から引湯。

 温度調整のため、高温の湯を低温の湯で調整する方式をとっている。
 が、一部循環式を併用とある。

 ここのところがよくわからない。
 けれども、かなりよさそう。

     

 ただ、単純泉で、無色無臭。
 肌ざわりもごく普通。

 そこのところがもの足りない。

 夜、やはり冷え込んできた。
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白砂の川にて

2016年11月03日 | 
 紅葉ツアーに参加。

 塩尻駅から先ずは長野県大町市にある高瀬渓谷へ。

 ここには大きなロックフィルダムがある。

     
      ( ロックフィルダムの斜面 )

 ロックフィルダムはよく見かける。

 以前から『土砂や岩石を積み上げても、すき間から水が漏れるのでは?』と疑問だった。
 が、そこは違った。

 バスガイドの話では、中心部に「コア」という粘土層を置き、それを岩石や土砂で両方から挟み込むように固めているらしい。

 なるほど、なるほど。

     
       ( ダムを上から見おろす )

 ついでに、ではなぜコンクリートダムでなく、ロックフィルダムなのか?
 バスガイドに尋ねてみた。

 バスガイド
「そこにある材料(土砂、岩石)を使うということです」と。

 なるほど、それはいいかも知れない!
 それにしてもこのバスガイドさんよく知ってる。

 と思ったが、後でインターネットで確かめると
「地盤が堅固でなくコンクリートダムの建築が困難な場合に建設される」
 とあった。

 どっちが本当なんやろ?

 それは別として、ここの紅葉、時季外れなのかあまりパッとしない。

 ダム湖上流に目を移すと、右側に川の流入点が白く見える。

     

 このダムには大量の砂が流れ込んでいるそうだ。
 そこで、ダム湖が埋まってしまうのを防ぐため、ダンプカーで砂を運びだしているらしい。

 ぼくらはその川まで歩いた。

     

 川にかかる吊橋から見ると、下は白砂の川。
 白砂の表面を薄く広く水が流れ、砂や小石がサラサラ、サラサラとゆっくり流れ下っている。

 ここは花崗岩の砕けた白砂の川なのだ。

 上流はるか遠くに山が見える。

     

 一見雪山に見えるが、白いのは花崗岩の山肌らしい。

 下流に目をやると、この白砂の川がダム湖に流れ込んでいるのが見える。

     

 さながら氷河の先端。

 ダンプカーでの運びだし作業。
 それでもってダム湖の埋まりは食いとめられているのだろうか?

 学生時代に聞いた「シーシュポスの労働」という言葉を思い起こす。

 加えて、この白砂はどこへ持っていくのだろう?

 京都ではこの種の砂は「白川砂」と呼ばれ、社寺の庭などでよく使われている。 
 すでに京都の白川では、採取が禁止されいるらしいと聞いたのだが。

 もしも貴重なものなら、ここには無尽蔵にある。

 そんなことを思いながら、初日は暮れた。
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駒ケ岳の千畳敷カール

2016年08月08日 | 
 旅行二日目は、御岳を経て駒ヶ岳の千畳敷カールへ。

 ロープウェイのしらび平駅から千畳敷駅まで一気に1000メートル上昇。

 ゴンドラの窓から見える斜面の急峻なこと。
 
     

 所々滝となった流れが幾筋も見える。

     

 千畳敷駅で下車。

     

 ここは標高約2600メートル。
 涼しいのを通り越している。

 高山特有の強い日差し。
 そのため半袖でも寒くはない。

 けれども、日陰に入るととたんに肌寒くなってしまう。

 千畳敷カール。

     

 写真では伝えきれないが、実に雄大だ。

 ぼくらは石ころだらけの散策路を自由に歩いた。

 気づいたのは、この石がみんな花崗岩であること。

     

 スタッフに尋ねてみた。
「そうなんです、駒ヶ岳はほぼ全山が花崗岩の山なんです。」

「では、もろいんですね。」

「そうです、このあたりはまだしも、南部の崩れ方はひどいんです」とのこと。

 なるほど、そういえば、しらび平駅近くを流れ下る太田切川。
 川の岩石はほとんどすべて真っ白だったのはそのせいか。

     

 この雄大な景色、次に可能なら雪の千畳敷カールを見てみたいもの。

 こうしてぼくらは再びロープウェイに乗り、信州を後にした。
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 赤沢自然休養村から尾ノ島渓流へ

2016年08月07日 | 
 赤沢、駒ケ根のバスツアーに参加。

 まずは長野県上松町の赤沢自然休養林へ。

 ここは国有林で、木曽ヒノキの天然林で有名なところらしい。
 また森林浴でも。

 到着してすぐ、昔の森林鉄道の一部を復活させたというトロッコ列車へ。

      

 区間は短く、2キロほど。
 『エッ、もうこれで終わり?』という感じ。
 大人にはあまりおススメできない。

 ここからは散策で元の駅まで。

 このコースに天然ヒノキ林がある。
 確かにヒノキやその仲間のアスナロなどがいっぱいだ。

      

 背丈1~2メートルほどのヒノキの若木もたくさんある。

      

 なぜここではヒノキがこんなにたくさんあるのだろう?
 ヒノキが発芽して育つのに適した土壌なのか?

 事務所でそのわけを尋ねてみた。
 やや高齢の職員が応対してくれた。

「そりゃあ、木曽ですから」と言う。

「いや、そうでなくて、なぜここではこんなにヒノキが育つんでしょうか?」
「そりゃあ、尾張藩の時代から大事にしてきましたから」 

『ウーン、そういうことじゃなくて・・・』と思ったが、あきらめた。

 それはともかく、ここの渓流は水量豊富。
 
      

 水は透明で、やや黄色味を帯びているように見える。

 これも事務所で聞いたところ
「ここは赤沢という支流で、木曽川に注いでいます。
 禁漁になっていますが、アマゴがいます。
 放流しているんです。」とのこと。

 とても魅力的な渓流だ。

      

 次いで、木曽町 開田高原の尾ノ島渓流へ。

 ここは御嶽山の雪解け水が流れ下る沢で、カメラファンに人気があるところらしい。
 そう遠くないところに「大滝」というのがあって撮影スポットとなっているとか。

 道から渓流に降りる。

 そのとたん、全身を冷気が包む。
 ツアー一同「ヒャーッ!」

 大岩、小岩が連続する渓流。
 水量は豊かで変化に富む。

      

 この渓谷もぼくの体験してきた型ではない。
 とても魅力的だ。

 近くでみやげものを売っているおばさんに話を聞いてみた。

「この渓流は冷川(つめたがわ)と言い、下流の西野川につながっています。
 水温はいつも8℃くらいで一年中安定しています。」

 水の冷たさがそのまま川の名前になっているのがおもしろい。
 ここの水温はほかの支流と比べても特別なのだろう。

      

 続いて釣りのことを聞いた。
「イワナがいます。
 皆さん、よく釣りに来られますよ。」

「年間を通じて8℃ならアマゴはむずかしいでしょうね。」
「エッ?、アマゴって何ですか?」
 
「いえ、結構です。ありがとうございました。」

 こんな渓流に一度入ってみたいね。

 宿泊は木曽駒高原ホテル。
 ホテル内の温泉は、正式には「二本木温泉」というそうだ。
 ほとんど無色無臭で、なんの個性もない。

      

 源泉は12.9℃というからかなり冷たい。

 ウーン、いまひとつの温泉。
 
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目からうろこ『これは、温泉ではない』

2016年05月21日 | 
 『これは、温泉ではない』(松田忠徳 著 光文社新書 2004年刊)

 この本、温泉ファンには実におもしろく、目からうろこの一冊。

 著者は洞爺湖温泉に生まれ、温泉に造詣の深い学者。

 論点は多岐にわたるが、著者おすすめは100%かけ流しの温泉。

 「温泉」と称しても、実際のところ、日本の温泉のおよそ7割は循環式だそうだ。
 つまり温度の低い温泉、湯量の少ない温泉などで、加温し、循環させているわけだ。

 タンク・ローリーで遠方の温泉から湯を運び入れ、それを循環させているところもある。
 愛知県はその34%が運び込みというから驚く。

 そういえば、昨年4月、このブログでも書いた有馬温泉某ホテルでのこと。

 フロントで「ここの源泉は何度ですか?」と尋ねると
「ここは・・・トラックで運んでいますので・・・」
 とても言いにくそうだったことを思いだす。

 大温泉郷といえども、後発のホテルはこんなものなのか。

     

 本書導入部で扱っている2002年、宮崎県の日向サンパーク温泉。
 レジオネラ菌で7人が亡くなった事件とその背景への著者の考察は厳しく、とても説得的だ。
 
 温泉ファンにはおすすめ。
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万座温泉から上田城跡へ

2016年04月28日 | 
 万座温泉を出発し、先ずは旧軽井沢へ。
 ここで旧軽井沢銀座通りなるところを自由散策。

      

 なんのことはない、みやげもの屋や飲食店が並ぶ、ただの観光通り。
 
 退屈なことこのうえない。
 
 早朝なので閑散としているが、連休などは大混雑になるそうだ。

 ふと、モミやアカマツの林があることに気付き、そちらへ。

     

 舗装されていない小道がまっすぐ続いている。
 その道を歩くと、別荘が点々。

 広々した敷地にゆったりした家。

 針葉樹に囲まれ、夏はさぞかし涼しいことだろう。

 ほとんどが留守宅ながら、これが軽井沢の別荘地なのかと感心。

 それにしても、ここ軽井沢も中国人たちの数とその買い物はすごい。

 次いで大河ドラマ「真田丸」の上田城跡へ。

 平日ながら、さすがにここは観光客が多い。
 ぼくらのバスは第1駐車場には入れず、南駐車場へ。

 ここから歩いて東虎口櫓門へ。

     

 案内人によると、城内に通じる唯一のこの門。
 往時は迷路のような仕組みがあって、簡単にはたどりつけなかったとか。

 ぼくは城の南側の河岸段丘に沿って流れる千曲川を見たいと思っていた。
 ところが、ない!

 尋ねると、昔は千曲川からの分流があったが、今はなくなっているとのこと。

 真田の属した西軍が関ケ原で敗れてから、上田城は徳川方により、徹底的に破壊されてしまったそうだ。
 現在の上田城跡から往時をしのぶなどということはとてもできそうにない。

     

 こうして今回の旅行は終わり。

 ところで、上田城跡に向かうとき、車窓から浅間山が見えた。
 どっしりしたきれいな山だ。

     

 若い添乗員が
「私、よく知らないんですけど、昔、浅間山荘連合赤軍とかいう・・・あったそうですね」

『なるほど、あの事件を知らない世代も多いのだ・・・』と苦笑。

昭和の諸事件、戦後のそれすらも風化の感を免れないとは。
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