よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

癒しの小旅行 その2

2005年11月12日 | 休息・・
早朝に起床し、またまた露天へ。最高ぉ~・・・・
私は個人的に「旅館の朝飯」が一番楽しみで、ここでも
三膳おかわりしてしまった・・

10時までまた一眠りしてしまい、慌ててチェックアウト。
昨夜より気になっていた創生の森へ向かう。
まだ未完成の観はあるものの、面白い場所。
炭窯などを見て回り、目的の「陶芸」に挑戦!
いつかは小さい窯を作りたいと思ってはいるものの、幼少の頃以来。
作ったのはこれ。

・・・上が私で、下がカミさん。
私のテーマは来客時におっ!?と思ってもらえる「漬け物皿」。
なんだか、ただの皿らしきものに見えるのは気のせいですよ、気のせい・・・


そしてお茶でも、と入った場所で出会ったのがこれ!!!


石臼コーヒー

注文すると、豆とミニ石臼が運ばれ、自分で豆をひきます。
ひく速度によって粗挽きにも出来る、これ、ハマりそうです。。。
またぜひ行きたい!

続いて、以前も訪れた場所なんだけれど、川崎町のラップランドへ。
ここで昼食。
私は看板メニューの「山賊カレー」、カミさんはナポリタン。
そして勢いでピザも・・・またもや食い過ぎで苦しくなる。。。
目的はメシではなく、ログハウス。
いつか自分で作りたいと思い続けてはいるのだ。まだ実行出来てないけれど・・・
この店はログの建造請け負いもしていて、食堂の周りには木材をカットする製材所
があり、その作業を見たかったのだ。
近くには、ログ好きが立てたミニ・ログ別荘群もあり、食後の運動でそこまで歩いて見物。
テンションは上がり、今年こそ材料伐って取りかかろう!
犬小屋から始めようと決意し、出発。。。

帰ろうかと思いつつ、せっかくだからと、またまた気になる場所へ。


七夕村で作り始めるストローベイルハウス。
初めて雑誌で見た時に紹介されていた物件で、秋保のそば屋さんが載っていたんだ
けど、近くに来たので実物が見たくて探しまくる。気になる店は「秋保草庵」。
実家が近いカミさんの感がドンピシャで、すんなり見つけたは良いものの、
時既に遅し「閉店」の文字が。
が、訪ねて訳を話すと「いいよいいよ!見てって!」
と女将さんが中へ通してくれて、お茶までごちそうになりながら、お話を聞く。
すると後片付け中にも関わらずご主人まで登場してくれて、製作の苦労話なども聞き、
大変参考になる。

(写真は上が「そば屋店舗」。下が「そば粉をひく小屋」)


建築基準法の関係で、ベイルのみでは許されなかったから、
店舗の方は柱を立てているとの事だけれど、ご主人はベイルハウスが
気に入って、何としてもベイルのみで壁を!と、後から一人で作ったのが
(写真・下)の小屋。
 ベイルハウスは断熱性に優れ、夏は涼しく冬暖かいとは聞いてたんだが、
ご主人のお話だと、作ってみてその違いは想像以上だという。
小屋にも入ってみたけれど、ぽや~っとあたたかい。
まだまだベイルハウスへの興味は深く、これからも増やす予定だという。


(ベイルハウスならではの窓、そして壁材の「ワラ」がむき出しの内部)


見て感じたのは、実際の建材としての効果もさることながら、
写真のように、壁自体がワラの形に仕上がるため柔らかい感じ。
だからなのか「ぬくもり」のようなものが漂っていて、それがとても気持ちいい。
現代建築のような規則正しい「美」より、こっちの方が人間臭くていいなぁ~と思った。

心優しいご家族にすっかり甘えてしまい、小一時間近く寛いでしまって恐縮しつつ、
退散。今度はぜひとも蕎麦を食べに行こう!ぜったい旨いに違いない。。。

久々にのんびりと、そして色々充実した時間を過ごしたなぁ。
「今度は何処に行く?」と話しながら、帰途につく。
ああ満足、満腹!!

癒しの小旅行

2005年11月11日 | 休息・・
朝から一人でパタパタ作業。
納品やら発送などを終え、カミさんの待つ仙台へ。

今日は先日急逝したカミさんの親友の親父さんの葬儀へ参加。
一度もお会いした事は無かったんだけれど、写真で拝見すると本当に良い方
のようで、各方面から多数の参列者で葬祭場も満員。
私も経験したばかりとはいえ、これからが家族で乗り越えなくてはならない
ズド~ンと精神的に堪える時、乗り越えて欲しい。

一旦カミさん実家の会社事務所にてくつろぐ。
せっかくなので、久々に温泉でも行って骨休めをしたいと思っていたんだが、
別に場所も決めておらず、で、パソコンを借りて検索。
蔵王方面に的を絞り、めぼしいところを数件あたり、電話で予約を取る。
宿は青根温泉 とだ家に決定。
えぼしスキー場に初雪を確認しつつ、辺りの紅葉見物しながらゆっくりと向かう。
近くの紅葉の名所鳴子もよく見た事は無いんだけれど、他の場所の紅葉をこんなに
じっくりと見るのも初めてで二人感動しながら。
そんなに大きくはない温泉街で、かえってゆっくりと寛げ、温泉にも何度も入り、
満喫。料理もうまくて満足の一夜。
深夜、露天には「みぞれ」が少々降って来て、いよいよ冬の到来を感じる。。。
この宿は随所に「和」の雑貨、それも出来合ではなく、女将、大女将のお手製との
事で、色々参考にと写真とったりもした。
ずばり、もう少し愛想があると、文句なしの宿でした。。。。

お客さんからの絵葉書。。。。

2005年11月09日 | Weblog
先日の「一番町まつり」の際、赤トウガラシをワラで編んだのを販売。
 画像は、その時に買って頂いた方から届いた、その編みなんばんを題材にした
自筆の絵はがき。何よりもこういうのはうれしー。

なんだかんだと私もPCに頼る事が多くなってはいるものの、
最近やはり手書きはいいなぁ~と、アナログ回帰していたところ。
商品ラベルも、機械的なものではなく、あったかみのあるものに変更を
考えていたので、ちょっと本格的に作ってみようと思う。
この方のお力を借りしてしまおうか・・・

他、先日はうちのカミさんお手製の「のれん」が目に留まったからと、立ち話をしていく人も
いたり、以前も「ちぎり絵」を趣味に持つ方が興味をもってくれたりと、
何となくそういう「手作り感」に共感してくれる人が、年々増えている。

特に、差別化を狙ってわざわざやっている訳ではないんだけれど。
商品はいつも私たち自身が売っているばかりではないから、作り手の
メッセージとして、何かを余白に込めてしまう。。。

商売である以上、こちらの要望全てにお客さんが応えてくれるという事はない。
だから、商品だけが商品なのではなく、私自身も、その私の作る姿もひっくるめて
お客さんには評価をしてもらいたいなぁ~、と、小さい私は、思ってしまうんだなぁ。。。




今日は研修。

2005年11月09日 | Weblog
私の属する直売所グリーンアップの秋の研修。
会長職を辞してから、時間も無い(と言い訳)ので店から
足が遠のいてしまっていたので、やるべき仕事もありつつ、
せっかくの機会という事で参加する。。。

今回は近場、古川の直売所旬の店 シンフォニーへ。
普段の催事等でお世話になっている宮城県農産加工連古川支部の長、福原さんが
代表を務めている店で、今日はそのありがたいお話を聞きに。
数ある直売所の中でも「奥さんが主役のお店」という事で、うまくその行動力を引き出し、
会員数ではウチに劣るものの、売上では遠く引き離されてしまっている事実に愕然。。。

奥様方が、生き甲斐としてその店に関わっている、というのが本当によく伝わり、
それが相乗効果として良い方に回っているんだと思う。
核はやはり福原さんのリーダーシップだなぁ。。。

当初、ウチの店グリーンアップも奥さんを全面に出していたんだけれど、
やはり根っこの部分、運営母体が事業者である男の発想になってしまい、
うまく女性の持つ魅力、能力を引き出しきれていないのが、今の頭打ち感
の原因なのかもしれないと、つくづく思う。
 大きな違いとして、家庭の経済を支えるモノがしっかりあって、その上で
シンフォニーに参加して「プラスα」を少しでも、という経営と、
 会員がそれぞれの経済の核を持っていて、それを数あるチャンネルの一つ
としての直売所に関わる、というのでは大きく違ってしまう。
そのあたりが非常に難しい。

 話を聞いている会員の顔を見ると、その「立場の違い」がハッキリと出る。
「そうだそうだ!うちの店もイベントなどは全員参加だ!」
という者もいれば、
「そうは行っても、これ以上時間を取られたら困るわ~」
という顔をする者。

直売所の有り様は本当にそれぞれ違うんだけれども、
そのスタイルが一つになっていないというのは、マズいなぁ。
皆さんの好きな直売所ってどんな店??





ホントの一区切り。

2005年11月07日 | Weblog
一昨日、昨日と、仙台「一番町まつり」に出展。
久々に藤崎前の屋外にて。
予想以上のにぎわいとなり、初日は品不足で撤退になってしまう。
同百貨店「北海道フェア」や、まつりそのもの等も見たかったんだけど、
とてもそんな時間もなく、ちょっと残念。

 で、今年の大方の催事イベントも終了となる。
月いちの定期市「朝夕ネット」にはもちろん出ますが。。。

トウガラシの収穫が始まってからは毎日が戦争で、家の仕事を中心に
据えつつ催事の段取りもあったり、秋は稲刈りも重なりと、本当に忙しく、
慌ただしさの中にどっぷりと浸かった毎日だった。
年々内容的にも充実してきたものの、毎年反省も盛りだくさん。


今年に入ってからの大きな違いとしては、お客さんとの会話が本当に増えた事。
電話一本にしても、催事に参加していても、通りかかって声をかけて行ってくれたり、
商品以外の事なんかもよく話す様に。
 私の気持ちとして「よっちゃん農場」というブランドはいつもお客様の側にありたい。
との想いでここまでやって来た。
その時売ってなんぼ!というのではなく、お客さん一人一人と末長いお付き合いをしたい
と思ってやっている。
 そんなこちらの気持ちが、最近お客さんと通じる様に、なって来た気がする。。。

東京のお客さんだけれど、昨年から注文を頂くようになり、メールでも
たびたびやり取りしている初老の方がいる。
昨日、ある女性3人のグループが藤崎前を通り、私の店の前を通る際に
うちの商品を見ながら友達同士で「あ、私この商品取り寄せしてるのよ~」の言葉が耳にとまり、
声をかけてみると、何とその初老の方の奥さん。
本当に偶然に東京から遊びに来ていて、前を通りかかったという。
私の事も旦那さんから話を聞いていたらしく、あれこれと話に花が咲いてしまった。
 偶然といってしまえばそれまでの事だが、帰りの車中でもカミさんと「驚いたね~」連発だった。


私が自営を始めるキッカケをくれた恩師がいる。
東京でプランニングオフィスを経営している、その人に憧れ、今の自分がいる。
今では仕事でのアドバイスも頂いたり、取引もあったりする。
その人の言葉で今でも大事にしているものに
「会社人間にはなるな、社会人であれ」

というのがある。
別に私に向かって言ってたのではないのだろうが、すごく耳に残る。

会社に入っていくら出世しても一歩外に出ればただの人でしかない。
いくらその業界で注目される存在になろうが、その業界の外ではやはり、ただの人。
社会人であれ!というのは、どの会社、業界でも通用する人間になりなさい!という事。
もちろん、すべてを極めなさいというのではないよ。

 少しずつだけれど、そんな意識の結実して来ているような気がするなぁ。

まだまだだけれど、今年も最後までがんばりましょう。