よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

ホントの一区切り。

2005年11月07日 | Weblog
一昨日、昨日と、仙台「一番町まつり」に出展。
久々に藤崎前の屋外にて。
予想以上のにぎわいとなり、初日は品不足で撤退になってしまう。
同百貨店「北海道フェア」や、まつりそのもの等も見たかったんだけど、
とてもそんな時間もなく、ちょっと残念。

 で、今年の大方の催事イベントも終了となる。
月いちの定期市「朝夕ネット」にはもちろん出ますが。。。

トウガラシの収穫が始まってからは毎日が戦争で、家の仕事を中心に
据えつつ催事の段取りもあったり、秋は稲刈りも重なりと、本当に忙しく、
慌ただしさの中にどっぷりと浸かった毎日だった。
年々内容的にも充実してきたものの、毎年反省も盛りだくさん。


今年に入ってからの大きな違いとしては、お客さんとの会話が本当に増えた事。
電話一本にしても、催事に参加していても、通りかかって声をかけて行ってくれたり、
商品以外の事なんかもよく話す様に。
 私の気持ちとして「よっちゃん農場」というブランドはいつもお客様の側にありたい。
との想いでここまでやって来た。
その時売ってなんぼ!というのではなく、お客さん一人一人と末長いお付き合いをしたい
と思ってやっている。
 そんなこちらの気持ちが、最近お客さんと通じる様に、なって来た気がする。。。

東京のお客さんだけれど、昨年から注文を頂くようになり、メールでも
たびたびやり取りしている初老の方がいる。
昨日、ある女性3人のグループが藤崎前を通り、私の店の前を通る際に
うちの商品を見ながら友達同士で「あ、私この商品取り寄せしてるのよ~」の言葉が耳にとまり、
声をかけてみると、何とその初老の方の奥さん。
本当に偶然に東京から遊びに来ていて、前を通りかかったという。
私の事も旦那さんから話を聞いていたらしく、あれこれと話に花が咲いてしまった。
 偶然といってしまえばそれまでの事だが、帰りの車中でもカミさんと「驚いたね~」連発だった。


私が自営を始めるキッカケをくれた恩師がいる。
東京でプランニングオフィスを経営している、その人に憧れ、今の自分がいる。
今では仕事でのアドバイスも頂いたり、取引もあったりする。
その人の言葉で今でも大事にしているものに
「会社人間にはなるな、社会人であれ」

というのがある。
別に私に向かって言ってたのではないのだろうが、すごく耳に残る。

会社に入っていくら出世しても一歩外に出ればただの人でしかない。
いくらその業界で注目される存在になろうが、その業界の外ではやはり、ただの人。
社会人であれ!というのは、どの会社、業界でも通用する人間になりなさい!という事。
もちろん、すべてを極めなさいというのではないよ。

 少しずつだけれど、そんな意識の結実して来ているような気がするなぁ。

まだまだだけれど、今年も最後までがんばりましょう。