よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

飛び込んで見えるもの、拡がるものがある。

2019年08月27日 | 農家ブランド


最近、研修受け入れだったりで監督業。加工場だったりが続き、こってりと汗をかいてなかったので、朝からがっちり気持ちよく労働で汗をかく。

なんばん持ち込みも格段に増えてきました。委託先仲間農家も張り切って頂いて嬉しいかぎり。

一次加工、なんばん焼きもたっぷりやりました。

いい一日。気持ちよく汗かいての晩酌が精神的にも楽で一番美味しい。



今日は先日の大学生に続き、小牛田の農業高校野菜科の生徒が話を聞きたいとやってきてくれました。

写真はおみやげに頂いた「観賞用とうがらし」

自分たちで可能性がある野菜として目をつけたものを、どうやって広め、

ちゃんと利益の出る形にもっていくには? 

それで、いろいろと探し回ってうちのHPにたどり着いたようで伺いたい!とやってきてくれました。

高校生に興味をもってもらえるのはうれしいので受けました。

どんなヒントになるのかなれるのか、畑から加工場まで案内してやってるやり方と考え方をじっくりと話しました。

最後は、

私自身感じていることでもあるけれど、

農業の、生産するという気持ちや姿勢は同じでも取り巻く環境は時代で変わってるのは間違いなく、生活出来る、経営出来るというのはそこに合わせた感覚を持てるのかどうかも大きな要素になってる気がしています。

なので、既成概念で考えるのではなくって、学べる という環境の中で思ったことを存分に試して欲しい!と話しました。


先日の大学生もですが、

「農業には興味がある! けど、就職はそれをサポート出来る企業に!」

というところが、農業当事者としてはうれしいような悲しいようななんともいえない気持ちで聞いた言葉。


「命によって命は元気になる」

とある取引先が掲げる言葉。最近知って、とても感動しています。

だから農業には魅力があるんだろうと思ってます。続けられるのだと思います。

農家は米も野菜も当たり前に作っているように、傍からみたら思うのかもしれない。

毎年同じことをやっていても、種を蒔き芽が出ればホッとする。無事に育てはホッとする。

それは当たり前ではないから。だから毎年新鮮に作物に向き合える。

そこには代えがたい価値があると考えています。

ある時は生産を切り離し「農産物加工」に特化したら? という声もありました。

経営を考えるのならばそれもアリだと思います。そのほうがいいと思うときもあります。

けれど、農家でいたい。

だからこそ、毎年ドキドキしながら種をまくところから。

それも含めて買っていただく方に届けたいと思っています。


今の若者はすごいなぁ〜と感心することも多いです。

頭もいいなぁ〜と思います。

だからこそ、自分を信じて飛び込むこともやってほしい。

そっから拡がるもの見えるものはとてつもなく大きいと思うからです。


そんなことを缶ビール一本でヘロヘロになりながら思った夜。