よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

海の手山の手in仙台銀行ビジネスクラブ講演会@メトロポリタン仙台。ファーストステージ集大成。

2013年02月20日 | 復興プロジェクト


昨年から再びチーム・ドリーム四万十とタッグを組み、復興の為に仕事を、とはじまったのが「とうほく新聞バックproject」。

そこに昨年末ごあいさつに伺って、すぐに企画を逆提案して頂いたのが仙台銀行でした。

今日、その取引先の経営者が集う会合「仙台銀行ビジネスクラブ講演会」に新聞バックを資料配布として採用いただき、

しかも展示の場、活動を発表する時間まで頂いて、とありがたすぎる場を用意して頂きました。





メトロポリタン仙台会場入口の一等地に場所を頂いての展示。

昨年から本格的に加わってくれた 地・デザイナー まっつんのセンスが光る。

これまで、分かりやすく伝える、という点でとっても苦労して来ました。

四万十の大御所、梅原先生曰く「問題解決がデザイン」。

ホントにデザインは奥深いと思い知らされます。




会合の第一部はあの鉄道員でお馴染みの浅田次郎先生の講演。

そこにサプライズ!

仙台銀行取締役Kさんの思いつきで、海の手インストラクターK條さんが浅田先生へ新聞バックスペシャルセットの贈呈の大役につくことに。

先生もとてもよろこんでくださいました!



一方その頃私は会場の外でドキドキ。。

この後、総勢500名が見守る会場にてとうほく新聞バックprojectの活動発表を控え、

東北学院大学教授柳井教授、㈱四万十ドラマ畦地社長、仙台銀行常務取締役Sさまと打合せ。

結局昨夜はほぼ眠れず。。キンチョーしてたみたいです。



その時、また新たな展開が。

ちょうど前日に仙台放送にて流して頂いたニュース、とても編集がよくってわかりやすい。

私が滑舌悪いのはさておき、話をしてというよりも見てという方がわかりやすい、

伝わるだろうということになり、私が強引に押し込んで流していただくことにしました。

ホントはダメなんでしょうが、活動の本質を理解頂くためにやりました!ごめんなさい!

コレです(リンク)



チームドリーム四万十総帥・畦地社長!



何度も足を運んでいただいたインストラクター黒田さん!




その後、柳井教授、畦地社長に続いて話をさせて頂きました。

500名!壮観でした!

椅子にいる間は、あれをまず・・・んでこれを・・と段取りを考えたんですが、全部トンジャイマシタ!

んで、飾ってもしょうがねー!と開き直り。

思いのたけを話しました。



私は百姓です。

手仕事に誇りをもってます。

今回のも始まりは支援、今でも手弁当のプロジェクト!

でも、ゆくゆくはちゃんとビジネスになんないと意味がないと考えています!

その為に折手もお金をいただく以上は責任をもち、堂々と価値を販売できるようにしたい!

そうやって、新聞バックで繋がった地元モン、一人ひとりが生活を、未来をつくる。そうでないと復興じゃない!

今は小さいかもしれない。貧弱かもしれない。

んでも関わる人、企業のつながり、心意気で、一生懸命やってんのが今。

だからここまで続けられてきた。この「場」を頂けた。

今は助けてもらうことも多い、協力という形でのお願いすることも多いけれど、

いつかはキチンと商売、ビジネスにしたい!

そんな同志で「Made inとうほく」を地元の一人ひとりが胸はって堂々と作っていく!そんなキッカケにするんじゃぁ~!

そんな活動。どうぞ見てやって下さい!


と、こんなに堂々とは話せませんでしたが正直にそんな事を話しました(笑)。



今日のような場をもらえることも想像まったくしてませんでした。

四万十との関わりあいも、ここまで深くなるとは思ってもいませんでした。

ぶっちゃけ、ちょっと前までは半信半疑でもありました。


それでも。

モノゴトは通じるんだなぁ。見て評価してれる人は間違いなく居るんだなぁ。。と、今日はホントに思いました。



活路を見出していく。

ずっと畦地社長に教わっています。

社長、今日の話の途中でVTRを見てグッと来たらしく涙ぐみました。

あとで伺ったら、四万十もプロジェクトに力を入れるためにご苦労されたとのこと。

そんな事をおくびにも出さずに先頭を走ってくれる、社長の大きさを改めて感じました。







登壇後の休憩時間には沢山の経営者の方々がブースに来てくれました。

行ったメンバーが対応しきれないくらい!

さすがに皆ビジネスマン!

どう使うか、どう活かすかがピンポイントで、厳しくも私が望んでいた空気でした。

「応援するぞ!がんばれよ!」

そんな言葉にはホントにホロリと来ました。

来場の企業の中にも被災した企業もあったはず。

それでも単に「支援」というのではなく、自分の商売への付加価値でもあり、

その過程で今は「応援」という形で具体的な新聞バックの活用をポンポン考えて下さったことには

言葉にならないくらい、ありがたかった~。

私が対応した中でも5,6社具体的に進みそうです。



後に懇親会にも混ぜていただきました。

まさに社交の場。

これまたド緊張で、出てくる食事、お酒は豪華、うまいんですけど何処通って腹に落ちているのかわからなかった(笑)

ここでも沢山の企業の社長と交流させて頂きました。

印象的だったのはとある飲食店数店舗経営されてる社長が

「ウチでも復興支援という事でイベントやら寄付やら沢山やってる。

 色々と周りはいうけれど、どう見られようが俺はいいと思ってる。

 ホントにそれが”偽善”だったとしても、現実にそれで助かる人がいるんだから。

 だから自分の商売の中で出来る事はこれからもやるよ。お前もがんばれ!」

本質をついている。そう思いました。今の世の中だからこそ。

人生を事業にかけている方の言葉、重かったです。



私もええカッコしいでやってるわけではない。それならとっくに辞めてる。やってらんないもの。

支援したいから!とも今は思ってない。支援、というのも嫌。復興、というのも正直イヤ。

関わった人たちと何とか前向きに面白くすっぺっちゃ!というだけ。


自分の生業にも通ずる、人の在り方ってもんも内包してる、それを自分が一番新聞バックに感じたからやっている。

それで通じ合う人がいて、それが縁でつながって、やっぱり刺激になり面白いからやっている。




仙台銀行さまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の話、ごあいさつにいって数日後、地元企業応援部のKさんを筆頭にワザワザ家まで来てくれて、

これから具体的に何が出来るのか・・・とご提案しようとおもったところに逆提案で企画を出して頂きました。

始まりから一週間もなかった。本当にあっという間に決まったこと。

写真の、カミさんにと一緒に写っている方は取締役です。

懇親会で「私はお客さんに”かんべちゃん”と愛称で呼んでもらうことが最高の栄誉」

とおっしゃってました。

それを貫き通しブレない大きな器をもってらっしゃる方で、ホントに私なぞ小虫に見えるほどすばらしい人格者でした。

部下の方々が決めた今回の企画もすんなり通して下さったとの事。



想いは通ずる。


本当に夢を見てるような時間でした。

厳しくも、これからも真剣になれば道は拓く、そう思いました。



ありがとうございました


すべての皆様。

これからもどうぞよろしくお願い致します!