『黒澤正治植物画講座合同展覧会』

　4月1日～15日の会期で、旧來住家住宅では『黒澤正治植物画講座合同展覧会』で開催されています。



　黒澤正治さんは、多可町中区で『洋服工房クロサワ』を開かれています。若い頃から洋服のデザインを得意とされており、洋服の仕立て屋として評判でした。私も、背広を作っていただいたことがありますが、とても着易い背広でした。



　趣味で始められた植物画は、プロ級の腕前になられ、現在、教室（講座）を開かれています。現在、黒澤さんが指導されている教室は、多可町生涯学習カレッジ植物画講座、あけぼの学園花の絵手紙講座、西脇グリンフィールド花絵講座、黒田庄フォルクス花絵講座をはじめ、加古川市、明石市、姫路市、加西市にも広がっています。



　今回の合同展覧会には、受講生の作品68点が所狭しと旧來住家住宅和室に飾られています。作品を見ていると、受講生の皆さんが一生懸命描かれたことがよく分かりました。私もよく知っている黒田庄町の藤井千誠さんの『椿』（朴伴）は、自宅の庭に咲いている椿を描かれたそうです。
　旧來住家住宅奥の蔵には、黒澤さん自身の作品が展示されていました。生徒さんたちの作品とは、レベルが違うと正直思いました。黒澤さんの作品は、精巧にして幻想的な感じがしました。私が惹かれた『白秋玄冬』は、エノクログサ、ナズナ、ツユクサが幻想的に描かれていました。



　植物画展を鑑賞していると、心が安らぐような気持ちになりました。ぜひ、皆さんも見学に行ってあげてください。