6月4日(日)午後6時から、楠丘小学校体育館を会場に、黒田庄地区の小中学校統廃合の説明会が行われました。夕食時の出にくい時間帯であるにも関わらず、200名を超える参加者でした。特に、子育て世代の参加者が多く、大切な子どもたちが学ぶ学校環境について、活発な意見が出されました。
子育て世代の若者たちが、自分の子どもたちや町の将来について真剣に考え、意見を出されたことに、大変頼もしく嬉しく思いました。市長や教育長には、説明会で出された意見を真摯に受け止めてほしいと思いました。片山市長も途中から急きょ参加し質疑に応えられましたが、住民の皆さんが納得できる説明ではありませんでした。住民の想いを受け止めようとされないのであれば、黒田庄の皆さんの怒りが大きくなり市行政への不信がさらに大きくなるのでないかと危惧しています。
出された意見・質問を紹介します。
○令和8年4月に黒田庄中学校を廃校にし西脇東中学校に統合するとのことであるが、説明が分かりにくい。東中ありきの説明で納得できない。分かりやすく説明してほしい。
○東中学校に統合した場合、教室は足りるのか?⇒4教室プレハブを建てる予定。
プレハブでの授業を12年間も行うのは納得できない。計画の基本事項には「本市の将来を担う子どもたちにとってより良い学習環境を整備する」のであれば、新しい校舎を建てて生徒を受け入れるべきではないか。
○加東市を見習って、黒田庄に小中一貫校を建てればどうか?議員を半分の8名に減員にすべきではないか。
○生徒数が多い学校が少ない学校に動くのはおかしい。
○黒田庄北部は、黒中・桜丘小がなくなり、公的な施設は何もないことになる。合併特例債によって、みらいえや南中、市役所が建設されたが黒田庄で名何が作られたのか?
○今回の決定は誰が決めたのか?⇒(市長)決定権は教育委員会にある。総合教育会議で、資料の3案(黒中・東中・津万地区での新設)の中で東中が良いと発言した。予算が伴うことは、市 長の権限。
○市長が体育館の雨漏りのことを話すのであれば、どうしてこれまで放置してきたのか、市長の責任ではないか?
○日照時間の統廃合の条件に出すことは、教育委員会はしない。(この決定は、市長によるものだと暗に示されたように受け取られる。)
○説明会後のスケジュールは?⇒1ヶ月程度で結論を出したい。
○今回だけの説明会で終わらせないでほしい。⇒検討する。
○今回のことは案であって決定事項ではないですね?⇒決定事項ではなく、案である。
○プレハブ教室は、自分の経験では劣化が激しく、1~2年程度の使用するものである。それが、12年間も使用するのは問題だと考える。新しい校舎を建てるべきではないか?
○桜丘小学校でも、説明会を開催してほしい。⇒検討する。
(終了間際に教育長の発言)
・今回の中学校の3拠点化(黒中と東中の統合)は、教員の定数減による余剰教員の異動をどうするかという問題もある。
・今回の決定(黒中の廃校)については、市長と教育長との意見が異なった。まちの将来を考えて、市長の意見に従った。
・今日の説明会で、様々な意見を伺った。コミュニティスクールの考えや2つの地域の連携など、検討する時間が欲しい。
・現在の案のままで、ゴーサインは出さない。強引には決して行わない。
私も比延地区、黒田庄地区両方の説明会に参加させて頂きました。
比延地区住民としても、東中案が通ったところで、将来的には西中に統合されることになりますので悲しい限りです。
比延地区よりも数、若さ、活力のある黒田庄地区説明会でありました。
答申の内容は両地区を真に第三の極として発展させることを目指すものであるとも言えますので、両地区の住民レベルで共闘できれば嬉しい限りです。
本当にお疲れ様でした。 まだ始まったばかりで、これからですが。
靖子さん、黒田庄での説明会での市長の説明に黒田庄の皆さんは怒られていました。
このブログを見てある西脇市に関する掲示板に
「市長が、中学の統廃合に住民に納得のいくような説明しない。」と書いたら
「私は納得した。
市長の説明に理解が出来ないアホな市民が多い。」と返してきた人がいます。
市長の説明に納得できない人を頭ごなしに「アホな市民」扱いするこの人に
「随分傲慢だな」という印象を持ちました。
こういう人たちが西脇市の行政の主流ならば、かなり危機的な状況ではないかと感じました。非核平和宣言の石碑に予算をつけさせない件しかりへそマラソン廃止に対する署名に応答しない件しかり、どうも納得できない件が多いです。